今回は、クアラルンプールから羽田へのマレーシア航空「MH88」便、ビジネスクラスに搭乗したのでブログ的口コミレビューをしたいと思います。
ビジネスクラスに有料で搭乗することは普段全くないのですが、今回はJALのJGC修行のためにマレーシア航空のビジネスクラスの半額セールを狙っていました。ちょうど良い時期に半額セールが行われたことからJGC修行ついでにバリに旅行に行ってきた帰りの便となります。
このMH88便は深夜便で、フライト予定は23:30(KUL)-07:40(NRT)の約7時間10分のフライトとなります。
搭乗日は、2017年6月中旬です。
座席や機材
今回、利用したMH88便は、往路で利用したMH89便と機材は同じ「A330-300」です。
座席指定はどこがよいのか、機材の感想などは「MH88便」の記事に詳しくレビューしています。こちらを参考にしてみて下さい ↓
ということで、機材などはMH89便の記事を参考にしてもらうことにして、MH89便とは異なった点や食事などを中心に紹介していきたいと思います。
トランジットでMH89便に!乗り継ぎ時間は1時間15分、間に合うか?不安事項など
私は今回、バリのデンパサールから成田までを、マレーシア航空のビジネスクラスで帰る旅程です。「DPS-KUL-NRT」となっており、クアラルンプールでトランジットでMH88便に搭乗予定です。
詳しくは下記の通り ↓
- MH852便: デンパサール-クアラルンプール(19:20-22:15)
- MH88便: クアラルンプール-成田(23:30-07:40)
見ての通り、バリ島(デンパサール)からクアラルンプールに着いてから、乗り換えまでに1時間15分しか時間がありません。個人的に不安要素の一つです。
もう一つの不安要素としては、「ロストバゲージ」。乗り継ぎが同じマレーシア航空同士だとは言え、乗り換え時間が短いので「ロストバゲージ(荷物の乗せ換えが間に合わない)が発生するのでは?」と。色々と事前に情報を収集していると、ロストバケッジにあった方を見かけました…。
ロストバゲージにあっても、預け入れ手荷物が日本に到着後は自宅まで配送してくれるので取りに行かないといけない心配はないのですが、やはりロストバゲージするとちょっと不安ですよね。/p>
マレーシア航空の公式サイトから予約をして、コネクティングタイム(トランジット)が1時間15分しかなくても旅程として予約可能なので、基本的には心配する必要がないことですが、心配性の私にはハラハラドキドキでした。
予約時に不安だったこと
- 乗り継ぎが1時間15分しかないこと(乗り継ぎは間に合うのか)
- 飛行機が遅れても乗り継ぎに間に合うのか?
- 乗り継ぎが短いので、預け入れ荷物の乗り換えが間に合わない可能性があること
これらの不安要素については、後ほど解説しますが、全て不安は払拭されましたよ!
MH852便(デンパサール-クアラルンプール)が遅れる…が、MH88便に余裕で乗れました!
沖止めのMH852
実は、MH88便へトランジットする前の便であるMH852便の出発が遅れました…。19時20分発の便ですが、搭乗が始まったのがこの時刻。しかも沖止めのため、バスでの移動だったので搭乗にも時間がかかります。
バリ島からマレーシア航空でクアラルンプールに向かう人達は、クアラルンプールが目的地ではなくトランジットする人が殆どのようです。ヨーロッパ系の白人が多く利用していました。調べてみると、どうもMH852はコードシェア便(KL4116)で、クアラルンプールでトランジット、KLMオランダ航空KL0810便(23:20発)でオランダに向かう人達が多かったと予想できます。
また、日本人もチラホラといました(同じ成田に向かう人達です。またJAL(JGC)修行僧もいましたよ 笑)。
と、このMH852便がトランジットする人達が多く乗っていることは容易に予想がついたので、比較的出発が遅れてもトランジットに間に合わないという事はないのでは?と考察しました(飛行機なので、そんなすんなりいくものではありませんが)。
到着時刻は多少遅れたぐらいで、結果的には「MH88便」に余裕で乗り継ぎができました。飛行機を降りると、トランジットの案内をもった係員の方がおり、どちらの方向へ向かえばよいのか案内板を出しています。ただ、成田行きのものは無くて、成田はどっち?と聞いて指差した方へ(笑)
MH852便が到着したのはサテライトエリア。
サテライトエリアの中心にはボーディングボードがあるので、ここでゲートを確認(デンパサールでMH88便の発券がされましたが、ゲートナンバーは時間帯が早すぎたためか、記載なしでした)、MH88便もサテライトエリアです。
MH852便がクアラルンプール国際空港に着いて、一応慌てて(走って)、MH88便のゲートに向かいましたが、まだ荷物検査に人が大勢並んでいる状態でした…。クアラルンプール国際空港は搭乗手前に荷物検査があります。
ということで、結果的には問題なく乗り継ぎができました。
ただ、サテライトの端のゲートから一番端のゲートまでの移動だったので、移動距離はそれなりにありました。が、問題なく乗り継ぎできましたよ!(ラウンジに行く時間は全くないですが、トイレに行くぐらいの時間は全然ありました。)
また、MH88便も少し遅れて出発となりました。(深夜0時前後)。
参考までに、MH88便の過去の出発時間を見てみると、定刻で出発することのほうが少ないようです(笑)
参考マレーシア航空 (MH) #88 ✈ FlightAware
と、私の体験談です。(必ず同じ状況になるとは言えませんが…)参考にしてみて下さい!
ロストバゲージについては、また後ほど紹介します。
搭乗・ウェルカムドリンクなど
フルフラットになるMH88便は深夜便に最適です。日本人CAが2名ほどビジネスクラスのところにいました。乗客も日本人が結構多かったです。
乗り込んですぐに寝る準備をしました。(裏表逆につけてる…)
MH89便(成田-クアラルンプール)は、MH88便と機材などが同じです。機材などはこちらで詳しくレビューしているので参考にしてみて下さい ↓
しばらくすると、ウェルカムドリンク。ウェルカムドリンクはノンアルコールのみでした。クアラルンプール発の便にはグァバジュースがあります(成田発の便にはなし)。
迷わずグァバジュースを頂きます!やっぱりグァバジュースは美味しい!
グァバジュースのメーカーはSofreshというもの。日本では買えません…。
このCAさんはマレーシア航空の広告などにも出演しているのだとか。イケメンの笑顔の素敵な方でした!
クアラルンプール周辺の夜景は意外と綺麗です。
ドリンクメニュー
まずは、ドリンクメニューを紹介したいと思います。
↑ シャンパンは先ほども紹介しましたが、Duval Leroy、白ワインは3種類。
↑ 赤ワインも3種類。デザートワインやビール、ウィスキーなど。ヘネシーXOもありますね。
↑ ソフトドリンクなどはこちら。コーヒーも種類豊富です。このビジネスクラスに搭乗したならば、是非飲んでみてほしいのは、テータリック。甘い紅茶です(かなり甘い)。マレーシアやシンガポールでは定番の飲み物(シンガポールに住んでいた時、飲んでる人はあまり見かけませんでしたが…)。
ピンクグァバジュースはクアラルンプール発のみとなります。
あとメニューに記載されていても、“無い”と言われる飲み物もあるので、その辺はご了承を!
シェフオンコールで事前にメイン料理を選択
マレーシア航空のビジネスクラス(とファーストクラス)では、メイン料理を事前予約するサービス「シェフオンコール」というものがあります。
リンクExperience – In-Flight Meal – Chef-on-Call | Malaysia Airlines
私はこれで事前に朝食を指定しておきました。
機内で選ぶメニューとシェフオンコールで選べるメニューは異なります。クアラルンプール発のシェフオンコール(ビジネスクラス)では、こちらのメニューが選べます ↓
私は、「Beef Cheek with Polenta and Vegetables」。妻は「Beef Rib with Apple & Demi Glaze」を選択。
リンクMalaysia Airlines Introduces Newly Enhanced Japanese Meal Service Onboard
軽めの夜食と朝食
出発してからすぐにのピーナッツソースがたっぷり掛かったサテーが提供されます。付け添えで生のたまねぎが。日本人はあまり生の玉ねぎをそのまま食べる習慣がないので、嫌な人も多いかも。
すでに深夜の時間帯なので、夜食というより軽食でこれだけでした。
寝る前(室内が暗くなる前に)水が配られます。
この後、キャビンが暗くなり、フルフラットにして仮眠を取りました。
朝食で起こされたのはローカルタイム(マレーシア時間)で5時30分ぐらい。寝れたのは約3〜4時間ぐらいかな。
さて、朝食です。朝食のメニューはこちら ↓
シェフオンコールでメイン料理を事前に予約していない方は、インターナショナルブレックファストとして「ナシレマッ」「マッシュルームオムレツ」「ngau lam mein」、そして「TRADITIONAL JAPANESE BREAKFAST」と言うカトラリーなどにもこだわった日本食があります。日本食は2017年6月から始まったばかりで、季節によって異なるようです。
パン(3種類ほどから選べました)、フルーツ、ヨーグルト。
メインは、シェフオンコールで事前にメイン料理を予約済みです。
朝から肉です。「Beef Cheek with Polenta and Vegetables」。ん?予約時の見た目とだいぶ違います(笑)。見た目不味そう(笑)。
予約時の写真
黄色のものが卵?なのかなんだか分からず不味い…それ以外はまあまあでした。にしても朝一に起こされて、肉はキツかったです(予約する人はご注意を!)。かなりボリューミーです。
こちらは妻の朝食で、こちらも事前に予約した「Beef Rib with Apple & Demi Glaze」。これもシェフオンコールの写真とはかなりかけ離れた盛り付け(笑)。でもこちらは結構美味しかった!
予約時の写真
成田に到着!預け入れ荷物は?
食事を終えてから、またしばらく仮眠をとっていたら、すぐに成田に着きました。
朝一の成田にはJAL機が綺麗に並んでいました(笑)
イミグレを抜けて、、、さて、預け入れ荷物はちゃんと出てくるでしょうか….
心配事の一つでしたが、ビジネスクラス(または上位階級)のプライオリティタグが付いており、最優先で預け入れて荷物が出てきました!
そして、それ以外に「HOT TRANSFER」のタグ。
見慣れないタグだなあと思ったら、乗り継ぎで時間がないことを意味しているらしく、すばやく次の便に移せるようにこのようなタグがついているようです。1時間15分の乗り継ぎ時間で、預け入れ荷物がしっかり乗り換えられていたのは、「HOT TRANSFER」のおかげですかね!思っていたよりもマレーシア航空はしっかり対応していて安心しました。
乗り継ぎで時間がないことが一番の懸念事項ではありましたが、乗り継ぎ自体は余裕でしたし、預け入れ荷物は乗り遅れること無く最終目的地まで届けられて、意外としっかり対応しているんだなんとちょっと感心安心(笑)!マレーシア航空は何かとルーズなイメージがあるので…スムーズに物事が進んだことが驚きです(笑)
嬉しいサプライズ!
実は機内で嬉しいことがありました。私がグァバジュースばかり飲んでいて、日本人CAさんに「グァバジュース美味しくてハマってるんです〜」的な話をしていたところ、朝食が終わったあたりに、「これ余るのでお持ち帰りますか?」と言って、グァバジュースを丸々1本頂きました!
いぁ〜、嬉しすぎてテンションMAXです(笑)
MH88便まとめ
深夜便ですが、フルフラットで仮眠が取れるのが非常によく、次の日の疲れは全然違います。個人的には心配事も全て順調に事が進んだことで、非常によいフライトになりました。
予約時に不安だったこと
- 乗り継ぎが1時間15分しかないこと(乗り継ぎは間に合うのか)
- 飛行機が遅れても乗り継ぎに間に合うのか?
- 乗り継ぎが短いので、預け入れ荷物の乗り換えが間に合わない可能性があること
と思っている方は、基本的に問題なく事が進むと思ってよいと思います。
朝食は、シェフオンコールでお肉を頼むとかなりボリューミーです。朝からガッツリいきたい方にはよいと思いますが、私は途中でギブアップでした…。あと、マレーシア航空のビジネスクラスでは、「TRADITIONAL JAPANESE BREAKFAST」というものがあり、カトラリーなどに拘った日本食もあるようです(シェフオンコールでは予約できないので、シェフオンコールで事前予約はせずに機内で食事を選ぶようにする必要があります)。
以上、MH88便のレビューでした!
MH89便(成田-クアラルンプール)は、MH88便と機材などが同じです。機材などはこちらで詳しくレビューしているので参考にしてみて下さい ↓
クアラルンプール国際空港で、マレーシア航空のサテライトエリアにあるラウンジ「ゴールデンラウンジ サテライト」(Goldern Lounge Satellite)を利用した体験談・レビューはこちら ↓
レビュー・体験談
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