北海道・札幌にある「フェアフィールド・バイ・マリオット札幌」の宿泊記、ブログ的口コミ・評価レビューをしたいと思います!
この記事では、基本情報や館内施設や全体のレビュー評価などをまとめてみました。宿泊検討の際に参考にしてみてください!
フェアフィールド・バイ・マリオット札幌の基本情報
- チェックイン時間: 15:00〜
- チェックアウト時間: 〜10:00
- 喫煙部屋: なし
- 開業日: 2020年4月26日に札幌東武ホテルからリブランド開業
- 住所: 〒060-0054 北海道札幌市中央区南4条東1丁目
- 電話: 011-218-1511
- URL:フェアフィールド・バイ・マリオット札幌
- 総部屋数:254室(シングル 21室 / ダブル 50室 / キング 62室 / ツイン 114室 / ファミリー1室 /ユニバーサル 2室 / スイート 4室)
場所
地下鉄東豊線「豊水すすきの駅」(1番出口)徒歩約5分ほどの距離にあります。
立地としては、札幌のホテルの中で良くはない印象が強いです。
ただ、ホテル周辺には二条市場があり、観光で二条市場に行きたい方にはおすすめかもしれません。朝食は二条市場で食べるという方にはおすすめですね!
冬季の札幌は「アクセスしやすいホテル」を優先的に選ぼう!
冬季に雪がかなり積もる札幌では、「無理なくホテルにアクセスできるか?」というのがホテル選びの重要なポイントです。
冬の期間(11月後半〜3月下旬あたり)は、歩道に雪が積もった状態やアイスバーン状態になり、かなり滑ります。また雪が凍結して凸凹になった歩道で、スーツケースを引いて歩くのは本当に大変です。
歩道をしっかりと除雪しているところもありますが、除雪されない場所も多くあります。
なので、冬季のホテル選びは、立地や利便性を最優先しましょう。移動で苦労することがなくなるため、より快適になります。
札幌には長い地下道や屋根付きの商店街(狸小路商店街)があり、これらをうまく利用すれば、雪道を歩くことなくアクセスできます。また、悪天候でもアクセスしやすいことは間違いありません。
フェアフィールド・バイ・マリオット札幌のアクセスは?
冬場のアクセスは札幌にあるホテルの中でも下位レベル。徒歩でのアクセスはおすすめしないぐらいで、個人的にはタクシーなどをおすすめします。
徒歩でアクセスする場合、狸小路商店街を利用するのがおすすめ。ただ、屋根付きの狸小路商店街を抜けたあとは雪道となり、除雪されていない歩道を歩くことになります。
冬場は、入り口付近のみ除雪…ホテル周り全体の除雪はしていない…
札幌にあるホテルでは、敷地内や目の前の歩道などに雪が積もれば、基本的に雪かきをしてゲストが通りやすくします。札幌では殆どのホテルがそのようなことをしていますが、一部のホテルは、雪かきなどを全くしないところもありました。
フェアフィールド・バイ・マリオット札幌では入口付近しか雪かきはしておらず、それ以外の場所はそのままの状態でした。
上記写真のように、フェアフィールド・バイ・マリオット札幌の周辺の歩道は、雪でアイスバーン状態となり、かなり滑る状態。何人もコケていました(筆者も転けそうになった)。もう少し除雪をしてほしいものです。
この状態でスーツケースを持ってくるのは本当に大変です…。
フェアフィールド・バイ・マリオット札幌のロビーやフロント周り
ホテルエントランスを抜けるとすぐにフロントがありました。
フロント前にロビースペースがありますが、それほど広くはないです。
ロビースペースは上質なラウンジのような空間でした。
フェアフィールド・バイ・マリオット札幌のフロアガイド
1階にフロントや朝食会場、カフェ、2階にフィットネスセンター、2階~13階が客室になっています。
フェアフィールド・バイ・マリオット札幌のエレベーターにはセキュリティあり
エレベーターは2基。
また、エレベーターにはセキュリティがあり、キーカードをセンサーにかざすとボタンが押せるようになる仕組みです。
フェアフィールド・バイ・マリオット札幌の設備(ファシリティ)
大浴場
フェアフィールド・バイ・マリオット札幌には大浴場はありません。
札幌では「大浴場」や「温泉大浴場」があるホテル、「洗い場付きのバスルーム」を備えたホテルが多数あります。
なので、ユニットバスしかなかったりするホテルや客室はデメリットかも…。洗い場付きバスルームがある客室や大浴場があるホテルを選ぶとより快適なホテルステイになるでしょう。
会員限定?無料のコーヒーマシン
マリオット会員であると、上記のような案内が渡されました。会員はフリードリンクが使えるとのこと。
2階に(会員は)無料で使えるコーヒーマシンが置いてあります。
メニューはブレンドコーヒー、アメリカンコーヒー、ストロングコーヒー、ミルクココア、カフェモカ、クリーミーカフェラテ、カフェラテ抹茶、キャラメルマキアートと種類豊富。
また、サイズやコーヒーや砂糖、クリームの量なども選べたりするスグレモノです。料金が120円と表示されていますが、お金を入れずにそのまま購入ボタンを押すと無料で利用できます。
120円と表示された時は「有料かよ!」と思い焦りましたが、無料で利用できます(事前に説明するか、記載しておいてほしかった)。
気になったのが、このコーヒーマシン、会員以外でも無料で利用できます。なぜ会員のみなのか不明です…。(会員以外はここにあることを知らせないから利用しないという判断かな?)
ジョージアカフェと書かれているのでコカ・コーラー系のものだと思います
フィットネスセンター(ジム)
フィットネスセンター(ジム)は札幌のホテルの中では、わりかし設備が揃っている方だと感じました。
コインランドリー
コインランドリーはありません。
製氷機
自販機
自販機では電子マネーやQRコード決済などが利用できました。
1階の自販機にはおつまみも販売されています。また、価格も良心的な印象で全然高くありません。
電子レンジ
FIKA CAFÉ Lagom
フェアフィールド・バイ・マリオット札幌にはラウンジ「FIKA CAFÉ Lagom」があります。ラウンジというよりもカフェのような空間でランチやアフタヌーンティー、テイクアウト商品などを扱っています。
こちらのアフタヌーンティーは大人気で連日満席(1日10セット限定、完全予約制)のようです。
クロワッサンサンド(ドリンクセット)をテイクアウトしましたが、美味しかったです。マリオットの上級会員の場合、ウェルカムギフトで選べるみたいです。
フェアフィールド・バイ・マリオット札幌の客室タイプ一覧
- コージーシングル – 18㎡
- ダブルベッドルーム – 18㎡
- キングベッドルーム – 23㎡
- ツインベッドルーム – 25㎡(23㎡〜)※1
- ツインルーム ソファー付き – 28㎡
- キングルーム ソファー付き – 28㎡
- ファミリー&ユニバーサル – 47㎡
- ビューバス ツインルーム – 41㎡
- ジュニアスイート – 51㎡
- フェアフィールドスイート – 60㎡
※1 公式サイトでは25㎡となっていますが、OTAなどは23㎡や24㎡と、記載がバラバラです。
フェアフィールド・バイ・マリオット札幌の客室は同じタイプの客室でも平米数が違ったりレイアウトが違ったりと色々なタイプの客室があります。
また、高層階(プライムフロア)ではネスプレッソなどが置かれており、より滞在が快適に過ごせるようになっています。
シングル
シングルは18㎡の客室。こちらは下2桁が13となる客室ですが、狭すぎて全くおすすめしません。使い勝手の悪いレイアウト、狭さによってかなり不快でした。
ダブル
客室は18㎡。どちらかと言えば狭いという印象です。個人的にフェアフィールド・バイ・マリオット札幌に宿泊するならツインルームやキングベッドルームがおすすめ。シングルやダブルは狭いため、あまりおすすめしません。
フェアフィールド・バイ・マリオット札幌の朝食
- 朝食会場:ホテル1階「LUONTO(ルオント)」
- 朝食料金(外来):3,300円、小人(中学生未満)1,650円、未就学(6才以下)は無料
- 朝食料金(宿泊者):2,420円、小人(中学生未満)1,210円、未就学(6才以下)は無料
- 朝食時間:6:30~10:30
- 種類:ビュッフェ
※記載内容は「2024年10月」時点のものです。全て税込。
フェアフィールド・バイ・マリオット札幌の朝食はなかなか素晴らしい内容です。特にエッグステーションではエッグベネディクト、エッグモントリオールなども作ってもらえる豪華さ。
そして、生搾りオレンジジュースが飲めたり、スープカレー、ジンギスカン、ザンギなど北海道らしいものは一通り揃っています。
現在、生搾りのオレンジジュースは撤去されています。
ただ、サラダなどは普通のビジホより少し種類が多いかなぐらいの印象だったりと、シティクラス以下ビジネスホテル以上の朝食といった感じでした。
エッグステーションのレベルが高いので、個人的にはおすすめしたい朝食の1つです。
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問題点あり…音がうるさすぎる…
2023年3月に宿泊した際に、上記のような張り紙がありました。 簡単に言えば、「窓を開けるとフロア全体に大きな風切音がするので、窓を閉めてください」とのこと。
これが原因だと思われますが、確かに宿泊フロアの通路から定期的に金属板がどこかに当たるような「カンカン、ゴンゴン」という音が定期的に鳴り響いていました。
あまりにもうるさいのでフロントに確認してもらったところ、一時的には鳴り止みましたが、また夜遅くに鳴り響いており、かなりうるさかったです…。
上記写真の鍵付き扉がゴンゴンと音がしていました。廊下全体に響き渡るぐらいだったので、かなりうるさいです。
どうも扉の上にある排気口から風が来ており、それによって扉が揺れて音がするという感じでした。正直、エレベーターに張り紙だけするのではなく他にも対策できそうな感じ(扉内側に吸収材を貼るなど)ですが、何も対策をしないこのホテルは大丈夫なのか…と思うほどです。
気になる点など
フェアフィールド・バイ・マリオット札幌は、札幌のホテル平均料金よりもかなり高め
フェアフィールド・バイ・マリオット札幌は普通の宿泊特化型ホテル(ビジネスホテル)。良くても高級宿泊特化型ホテル(高級ビジネスホテル)といったところ。
これは個人的な意見ですが、ここは常にかなり高めの料金設定になっており、札幌のホテルの中でもかなり割高感を感じます。料金帯で言えば、JRタワーホテル日航札幌よりも少し下ぐらいな感じです。であれば、迷わずJRタワーホテル日航札幌を選ぶ方が快適だと確信できます。
例えばですが、シングルルームが平均的で1万4000円ぐらいという印象ですが、個人的にはこちらのシングルルームは札幌の基準で言えば7,000円がいいところかなという感じでしょうか。
スタッフの質やホスピタリティは普通のビジホと変わりない印象(以前の東武ホテルから運営変わってないと思いますが、以前の方がだいぶ良かった印象)、客室はかなり微妙、ホテルの設備も乏しい….立地も良くない…など、正直、かなり微妙な点が多く「これでこの料金はないわ…」と感じます。
ただ、ツアーになるとかなり安くなる印象で、このホテルに宿泊するならツアー(飛行機+ホテルのセットのダイナミックパッケージなど)がおすすめです。
また、マリオットのプラチナ会員以上になると期間限定(いつまでかは不明)ではあるものの朝食無料が選べたりするので、まだ良いかなとは思います。
正直なところ、フェアフィールド・バイ・マリオット札幌はインバンド客狙いのホテル、ツアー用、マリオット上級会員用ホテルという感じで、一般の方には全くおすすめしません(あと2024年6月時点では、HafHだとコイン数が少なくてお得感があります)。
マリオット会員への対応も微妙な印象
フェアフィールド・バイ・マリオット札幌はマリオットグループで、マリオット会員は公式予約の場合、会員ランクによって特典があります。
まず、公式予約以外は上級会員であっても特典などは付与されません。これは基本的にはそういったルールになっており、他ホテルの会員制度(IHGやOne Hamoney)でもそのようになっています。
フェアフィールド・バイ・マリオット札幌ではルール厳守という印象で、どんなに上級会員であっても基本的に客室アップグレードや特典付与を行っていない模様です。
例えば、IHGのANAクラウンプラザホテル札幌では、OTA予約(じゃらんや楽天トラベル)からの予約であっても上級会員であることを認識すれば客室のアップグレードをしてくれますし、One HamoryのJRタワーホテル日航札幌でもかなり柔軟に対応してくれます。
と、上級会員に関してかなり柔軟に対応してくれるホテルもありますが、フェアフィールド・バイ・マリオット札幌ではルール厳守といった感じです。
また、プラチナ以上の会員はウェルカムギフトに朝食が選べるホテルがあります。フェアフィールドブランドでは「1滞在あたり500ポイントまたはご飲食アメニティ」となっており、朝食は含まれません。なので、プラチナ会員であっても朝食の無料提供はありません(ただ、期間限定で無料朝食を選べます)。
と、個人的にはこのホテルは会員特典も渋いし、特に会員でも良いことはない印象の方が強く残っています。マリオットブランドは札幌にはフェアフィールド・バイ・マリオット札幌しかありませんが、今後、コートヤードが中島公園近くに新規オープンします。まだ、オープンしないと分かりませんが、コートヤードの方が会員には良さそうな気がしています。
所詮はフェアフィールドブランドレベルの質か…
正直、スタッフの質は…そこら辺のビジネスホテルと同じレベルでした。
通路から定期的に「ガンガンゴンゴン」と音がなり響いているので、フロントに電話をして確認してもらいましたが、その後、全く連絡もなく、チェックアウト時も何も言われませんでした。
完全にホテル側の不手際で音が鳴り響いていましたが、その内容の連絡や謝罪は全くなし…。
所詮、フェアフィールドブランドのホテルなのであまりスタッフの質や対応に期待はしていませんが、それでももう少しフォローがあってもよいのでは?と感じる印象でした。
宿泊料金はやたら高いですが、やはり普通のビジホクラスだなと感じました。
フェアフィールド・バイ・マリオット札幌の基本情報・館内施設、評価レビューまとめ
- エレベーターにセキュリティあり
- 朝食がそこそこ美味しい
- 立地は微妙(ただ、二条市場はすぐ)
- 宿泊料金に対して見合っていない。宿泊料金が高すぎると感じることが多い
- マリオット上級会員に対しても対応がイマイチかも…
- スリッパは使い捨てタイプを採用。そこが厚めなタイプでよい
- ミネラルウォーターの提供あり
- 窓を開けることが可能
- セキュリティボックス(セーフティボックス)あり
- 壁が薄い(隣部屋の物音や喋り声がよく聞こえる…)
- 空調は一括管理タイプで自由に冷暖房の切替ができない
- ベッドメイキングはデュベタイプではない
フェアフィールド・バイ・マリオット札幌は良くも悪くも、会員や海外ゲスト以外にはおすすめしないホテル。マリオット会員でもない日本人の方にはほとんどメリットがないホテルだなという印象です。
正直なところ、スタッフの質やホスピタリティは微妙ですし、客室は札幌 東武ホテルの時から改装していますが、一部家具は以前の使い回し、ウェットエリア(バスルーム)は以前のまま、シングルやダブルルームは狭すぎるなど料金帯からすると絶対に選ばないなという印象です。
また、立地も微妙ですし、大浴場があるわけでもなく、料金は同レベルのホテルと比べてかなり高いことが多く、色々な意味で「?」となるホテルだと言うのが、個人的な感想です。
マリオット会員のクレジットカード紹介を兼ねたブログでほめたたえたような記事が沢山ありますが、正直、筆者のように札幌の多くのホテルに宿泊している者からすれば、かなり疑問しかありません。筆者もマリオットの上級会員ではありますが、正直、札幌でこのホテルは検討すらしません。
と、少し酷評となりますが、良いところもあります。それは朝食がそれなりに美味しいこと。
国内のフェアフィールドでは朝食会場がないホテルが多いですが、フェアフィールド・バイ・マリオット札幌では朝食が利用できます。それもフェアフィールドブランドには似つかわしくない内容でシティホテル並の朝食となっています。
総評としては、全体的に「う~ん…宿泊料金を考慮するとかなりコスパが悪いホテル」と言えそうです。何度か宿泊していますが、ツインルーム以上になるとまだ良いのですが、シングルやダブルだとかなりコスパが悪いと感じますし、狭すぎます。
近くのホテルで言えば、ヴィアインプライム札幌大通<鈴蘭の湯>の方が圧倒的に満足度が高かったです。
以上、フェアフィールド・バイ・マリオット札幌のブログ的口コミ、評価レビューでした!ぜひ、参考にしてみてください。
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