今回は、北海道・札幌にある「ザ ノット 札幌(The Knot SAPPORO)」に宿泊してきたので宿泊記、ブログ的口コミ・評価レビューをしたいと思います。
ザ ノット 札幌は、2020年8月1日にオープンしたホテル。感度の高い若者におすすめできるオシャレな内装と、寝心地の良いベッド、立地の良さが特徴のライフスタイルホテルです。
2022年3月から運営会社が「ABアコモ」から「博多ホテルズ」に変更になりました。それに伴い、開業してから1年半ぐらいしか経過していないですが、一部のサービス内容やアメニティなどが変更されて、より快適になりました。
一番大きな変更点は「KNOT Hour」という新しいラウンジの仕組みを始めていること。後ほど紹介しますが、とっても素敵なサービスです。また、客室内の不満点が改善されていたりしており、オープン当初よりもより魅力的なホテルになっています。
この記事では、基本情報や館内施設や全体のレビュー評価などをまとめてみました。宿泊検討の際に参考にしてみてください!
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ザ ノット 札幌(THE KNOT SAPPORO)の基本情報
ザ ノット 札幌は立地が良く、どこに行くにも便利です。ライフスタイルホテルとして、2020年8月に新規オープンしましたが、運営が変わったりした影響でサービス内容が開業当初からは大きく変更されました。
規模はそれほど大きくはなく、個人的には「普通の宿泊特化ホテル〜高級宿泊特化型ホテルの中間ぐらい」という印象のホテルです。
立地は札幌でも非常に使いやすい位置にあり、狸小路商店街、すすきのは徒歩圏内。そして何よりも地下道でホテルまで直結しているので雨風や雪の影響を受けることなく、移動ができるのが最大の魅力です。
冬季の札幌は「アクセスしやすいホテル」を優先的に選ぼう!
冬季に雪がかなり積もる札幌では、「無理なくホテルにアクセスできるか?」というのがホテル選びの重要なポイントです。
冬の期間(11月後半〜3月下旬あたり)は、歩道に雪が積もった状態やアイスバーン状態になり、かなり滑ります。また雪が凍結して凸凹になった歩道で、スーツケースを引いて歩くのは本当に大変です。
歩道をしっかりと除雪しているところもありますが、除雪されない場所も多くあります。
なので、冬季のホテル選びは、立地や利便性を最優先しましょう。移動で苦労することがなくなるため、より快適になります。
札幌には長い地下道や屋根付きの商店街(狸小路商店街)があり、これらをうまく利用すれば、雪道を歩くことなくアクセスできます。また、悪天候でもアクセスしやすいことは間違いありません。
ザ ノット 札幌のアクセスは?
ザ ノット 札幌は冬場でもおすすめできる立地です。前述した通り、地下道(ポールタウン)とホテルが直結しているため、札幌駅から歩いても、すすきの駅から歩いても一歩も外を歩かず、地下道だけを通ってホテルにアクセスすることが可能です。
ザ ノット 札幌の外観など
1階部分はレンガが印象的でした。
ザ ノット 札幌へ地下道からアクセスしてみた
前述しましたが、ザ ノット 札幌は地下からアクセスすることができます。雨にも濡れず、雪道も通らなくてよいのでかなり便利です。
駅はすすきの駅が最寄りですが、札幌駅までも地下道で続いているので本当に便利です。立地の良さという点においては、すすきの、大通り、狸小路商店街周辺ではNo.1かなと思うほどです。
ザ ノット 札幌のロビー周り、レセプション
レセプションは2階にあります。ロビー周りは天井は木目で温かみを感じながらも、こだわりある椅子など、かなりおしゃれな印象です。
2階には朝食会場にもなるレストラン「LES BOIS」があります。16:00〜23:00の時間帯はラウンジとしてウェルカムプレートやドリンクなどが楽しめます。こちらに関しては後ほど紹介します。
以前は上記写真のところがレセプション・フロントでしたが、現在は自動チェックイン機が設置されています。また、自動チェックイン機があるのですが、チェックインはLES BOIS側のテーブル席で行う形に。
全体的な印象としては、椅子に座ってのチェックインなど宿泊特化型ホテルとしては珍しく気の利いたサービスだなと思いましたが、スタッフの質があまりよくないというか…学生がバイトでやっているような感覚の方が何人かいて….「ん?」と思うことが多々ありました。
また、ザ ノット 札幌は予約すると「事前宿泊情報登録のご案内」というのがメールで送られてきます。こちらに住所などを入力しておけば、チェックイン時にQRコードを端末にタッチすれば、事前に入力完了しているのでその場で住所などを入力する必要がありません。
ただ、この事前宿泊情報登録をやっていても全く意味がないものでした。事前宿泊情報登録の確認することもなく、用紙に住所などを入力させられました…。さらに全体的な説明不足など、かなり不安が残るレベルでした。
もう少しスタッフの質は向上してもらいたいものです。(とは言え、近くのビスポークホテル札幌などと、さほど変わらないレベルですが)
ザ ノット 札幌のアメニティは、レセプション横にあるアメニティバーから持っていくスタイル
ホテル業界でもSDGsなどの取り組みの一環として、アメニティは客室に一切置かずに、全て客室が選んで持っていくスタイルに変更しているホテルが多くなってきました。ザ ノット 札幌でもそのような形に変更となっています。
残念なことに、ティーアメニティは全くありません。以前は美味しいドリップコーヒーとデカフェが提供されていましたが、それは無くなっています。かなり残念…。
- アメニティはレセプション・フロント横にあるアメニティバーから自由に持っていくスタイル
- 以前あったドリップコーヒーやデカフェコーヒーの提供は取りやめ。ティーアメニティは一切なし。
- 以前なかったバスソルトがアメニティに追加
- 全体的にアメニティは最低限レベル
ザ ノット 札幌は、エレベーターにセキュリティあり!
エレベーターは全部で2基。全140室のホテルなので、2基あれば必要十分以上です。ただ、なぜか結構待たされることが多い印象…でした。
エレベーター内にタッチセンサーがあり、こちらにキーカードをかざさないと宿泊フロアに行けません。
地下1階または1階から宿泊階に上がる時に、必ずレセプションのある2階で停止します。少し煩わしいですが、セキュリティ上そのような仕様になっているものだと思います。ただ、宿泊階から1階や地下1階に下がる時はフロントがある2階に停止しません。
宿泊すると1泊毎にKnotコインが3枚貰える!
ザ ノット 札幌に宿泊すると「Knotコイン」というものが1泊につき3枚貰えます。2泊すると6枚、3泊すると9枚貰えましたが、最近は1滞在につき3枚との情報もあります(真相は不明)。
ザ ノット 札幌では16:00〜23:00の時間帯で「KNOT Hour」というものを開催しており、Knotコインはこちらで利用できます。また、5Knotコインを1,000円で購入することも可能です。
ラウンジスペースで16時から「KNOT Hour」を開催
16:00〜23:00の時間帯に2階のLES BOISで「KNOT Hour」を開催しており、ラウンジスペースとして利用可能です。入場料として2KNOTコイン必要(日曜~木曜)ですが、ウェルカムプレートが貰えます。
金曜日と土曜日は「KNOT HOUR -Music Night-」として、DJなどが音楽を担当し、入場料として3KNOTコインとなります。
また、宿泊者以外も利用できます。コインを購入したり、以前利用しなかったコインを使うことが可能です。ただ、宿泊者以外は90分の時間制限があります(宿泊者は時間制限なし)。
ウェルカムプレートは内容も見た目もよく、入場料も兼ねて2KNOTコイン(400円分)なので、かなりコストパフォーマンスが良いです。また、ウェルカムプレート以外に無料で食べ放題の「蒸し芋」と「ポップコーン」があり、食べ放題となっています。 → 現在は有料となっています。
現在、蒸し芋やポップコーンは有料となっています。
フレーバーウォーターは無料ですが、それ以外の飲みのもはすべて有料です。
ビールからカクテル、日本酒など、さまざまなものが揃っていますが、ホテルラウンジのドリンクとしてはかなり格安な料金設定です。例えば、ビールは2KNOTコインなので実際の料金としては400円と激安レベルです。
2024年5月時点でかなり値上がりしています。オリジナルカクテルは6コイン、ビールは5コインなど、ソフトドリンク類は3コインとなっています。
料金に関しては、公式サイトのメニュー(PDFが開きます)からご確認ください。
ウェルカムプレートは時期によって内容が変更になります。また、ザノット札幌の1階にある「千秋庵」のお菓子入っていたり。ただ、現在はボリュームはかなり減り…業務用のものも多い気が….
余ったコインはガチャで
もしKNOTコインが中途半端に余ってしまったらラウンジ横にあるガチャを利用しましょう。「1KNOTコイン」で回せます。
KNOTコインに有効期限はないですが、コイン残しても….と思う方はぜひガチャをやってみましょう。
運が良ければ、ザ ノット 札幌のオリジナルグッズが出てくることもあるとのこと!筆者は残念ながらチロルチョコと飴が1つでした….。
ザ ノット 札幌の客室タイプ
開業してから1年あまりで運営会社が変更した影響で、客室名が変更となり、かなり分かりにくい部屋名になっています…。また客室内の細かな点で変更はあるものの、大きな変更点はありません。
一番大きな変更があったのは「デラックスキング パノラミックシティビュー」ルーム。こちらはキングベッドが採用されていますが、以前はツインベッドでした。
スタンダードツイン シティビュー電車通り
「スタンダードツイン シティビュー電車通り」は20㎡の客室。部屋はスッキリとしており、20㎡の割には使いやすいですが大きなスーツケースを広げると足の踏み場に困るかなという印象です。
旅行で利用するのであれば、もうワンランク上(広め)の客室がおすすめ。ただ、ベットがすごく快適なホテルなので寝るだけの部屋とては快適!
スーペリアツイン シティビュー電車通り
「スーペリアツイン シティビュー電車通り」は22㎡の客室。作りはスタンダードツイン変わらず、広さに余裕がある感じです。ただ、ベットがあるメインエリアがスタンダードツインと比べて少し広いだけで、メインエリアではなくクローゼットやウェットエリア前のスペースがわりかし広くなっています。
なので、「スタンダードツイン シティビュー電車通り」と、比べて広いといえば広いですが、すごく広くなったという感覚はないかも….
スーペリアクイーン シティビュー
スーペリアクイーン シティビューは20㎡の部屋。他の部屋とは違い、窓沿いにソファベンチがあるのが特徴的です。
スーペリアツイン シティビュー
「スーペリアツイン シティビュー」は23㎡でトイレが独立しているのが特徴。
トイレは独立していてよいのですが、洗面台とバスタブは一緒になっています。なので、独立した洗い場付きのバスルームがよい方はデラックスキング – パノラミックシティビュー –を選びましょう。
とは言え、トイレが独立しているだけで水回りの快適さはワンランク上がります。「スタンダードツイン シティビュー電車通り」などと比べると、やはりこちらの方がおすすめ。「デラックスキング パノラミックシティビュー」と大差ない料金ならば、確実に「デラックスキング パノラミックシティビュー」の方がおすすめです。
デラックスキング パノラミックシティビュー
「デラックスキング パノラミックシティビュー」は30㎡の客室で、ザ ノット札幌で一番上位の部屋。
独立した洗面台、個室トイレ、洗い場付きのバスルームは広くて快適。
部屋も快適に利用できる広さで、空きスペースもあるので大きなスーツケースも広げられるスペースを確保しやすいです。
最上位カテゴリーの部屋だけあって、個人的に一番おすすめの客室です。ただ、客室数が少ないため、売り切れて切ることが多いので早めの予約をおすすめします。
以前はデラックスコーナーツインという名称でツインルームでした。ザ ノット 札幌の運営会社が変更になった時にキングルームに変更になりました。
ザ ノット 札幌の朝食
ザ ノット 札幌の朝食は、定食スタイルで1種類のみです。
実際に食べてみると、宿泊特化型ホテルの朝食としては見栄えも良いし、クオリティもそこそこ良いと感じました。ただ、みえ田監修の時と比べて「だいぶ落ちた…」と感じました…。
多くの方からかなり好評の朝食のようで、SNSなどでも話題となっていたりします。一度は食べてみると良いかもしれません。
ザノット札幌の施設・設備(ファシリティ)
コインランドリー
コインランドリーはB1に設置されています。
コインランドリーのあるところに入るドアにはロックが掛かっており、部屋のキーカードをかざすと入ることができます。(運用がコロコロ変わり、以前は部屋のキーカードでOK → フロントにキーカードを貰いに行く形 → 部屋のキーカードでOKと何度も変更になっています)
ランドリーは洗濯・乾燥機が一体型のドラム式。洗濯+乾燥の標準コースで500円となっています。洗濯+乾燥が一体型のこの同じコインランドリーでも料金が600円のホテルもあるので、良心的な設定だと思います。
電子レンジ
アメニティコーナーのところに電子レンジが設置されていました。
自販機
自販機はB1のエレベーター前に設置されており、QRコード決済や電子マネーなどに対応しています。
エクスプレスチェックアウトあり
エレベーターにはキーカードを入れるとフロントによらずにそのままチェックアウトが完了する「Express Check Out」のボックスが設置されています。チェックアウトの際はこちらにキーカードを入れるだけでチェックアウトとなるので便利ですが、英語表記のみなので、意味が分からない方も多い気がします…
1階にはセイコーマート、千秋庵、ギャラリー
1階にはセイコーマートと千秋庵の店舗があり、セイコーマートは重宝すると思います。
セイコーマートは広くてホットシェフも充実しています。セイコーマートのホットシェフは店舗や時間帯によっては置いてない(作っていない)ところもありますが、ここのセイコーマートはどの時間帯でも比較的充実している印象でした。
ザ ノット 札幌の基本情報・館内施設、評価レビューまとめ
- 立地の良さは抜群!
- 地下からもアクセス可能!雪や雨が降ってもアクセスしやすいのがポイント高し!
- KNOT Hourでウェルカムプレート(2KNOTコイン必要)が楽しめる!
- 1泊でKNOTコインが3枚貰える。ウェルカムプレートやドリンクなどに利用可能
- 大浴場はなし
- 全時間帯開放されているラウンジスペースはなし
- 無料のドリンクサービスはなし
- 寝心地の良いスランバーランドのピロートップ付きベッドを採用(デラックスキングは除く)
- 客室にミネラルウォーターあり
- セーフティーボックスあり
- パジャマ(ナイトウェア・部屋着)はセパレートタイプ
- ティーアメニティは全くなし
- 防音性の高い窓を採用しているが、たまに音が聞こえる(車の暴走音など)
ザ ノット 札幌は立地の良さ、そして寝心地の良いベット、内装のオシャレさが特徴的なホテル。そこにラウンジサービスやそこそこ美味しい朝食ありと全体的には満足度が高いホテルです。
一番のメリットは個人的に「立地」だと思います。どこにもアクセスしやすい位置、周りにお店が多くて利便性が高いこと、そしてなにより、地下道(ポールタウン)から直結のホテルなので、冬場でも楽々アクセスできることが素晴らしいです。
特に(雪が降っても影響なしなので)冬場に選びたいホテルの1つとも言えるぐらいです。
ただ、立地の良さ故の弊害も…ザ ノット 札幌は、札幌駅前通に面しているため、(通常車の音は聞こえませんが)やたらうるさい車などが走っている音が聞こえたり、たまには奇声も…(苦笑)聞こえてきます。
防音の高い窓を採用しているので通常はほぼ気になりませんが、たまにかなりの騒音が聞こえてくる時がありました。立地の関係上、仕方ないことですが、「少しでもうるさいのは嫌だ!」という方は他のホテルをおすすめします。
また、「デラックスキング パノラミックシティビュー」は、札幌のホテルの中でも上位に入るぐらいおすすめできる客室。
ザ ノット 札幌の中で、部屋カテゴリーが一番上の客室ですが、それほど料金が高いわけではないので、泊まりやすいのもポイント(各フロアに1部屋しかないので満室になりやすいのが難点)。
全体的に満足度がかなり高く、どちらかというと若者向け、観光客をターゲットにしたライフスタイルホテルという印象ですが、ビジネス利用でも十分使い勝手がよくておすすめです!
大浴場はないし、多くの部屋で水回りはユニットバスなのですごく快適とは言い難いですが、立地に関しては抜群。観光に来ているなら、すすきのや狸小路商店街、大通り周辺などどこにでもアクセスがよいホテルでおすすめです。
以上、ザ ノット 札幌のブログ的口コミ・評価レビューでした!
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