今回は、北海道・札幌にある札幌プリンスホテルに宿泊してきたので、宿泊記・ブログ的口コミ・評価レビューをしてみたいと思います。
この記事では、基本情報や館内施設や全体のレビュー評価などをまとめてみました。宿泊検討の際に参考にしてみてください!
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札幌プリンスホテルの基本情報
- チェックイン時間: 15:00〜
- チェックアウト時間: 〜11:00
- 開業・改装: 1972年開業、2004年に現状の建物に。2018年12月28日よりスタンダードフロアを順次リニューアル。2024年12月20日より順次、クラブフロアが新設
- 住所: 〒060-8615 北海道札幌市中央区南2条西11丁目
- 電話: 011-241-1111
- URL: 札幌プリンスホテル 公式サイト
- 総部屋数: 587室
- 喫煙部屋: あり
現在、客室のリニューアルしており、2024年12月20日より順次クラブラウンジを利用できるクラブフロアが誕生します。
更にフィットネスジムも2025年1月中旬にオープン予定となっています。
場所・アクセス
札幌市内から外れた位置にあり、観光やビジネスで立地がよいとはいえない場所にありますが、地下鉄東西線「西11丁目駅」から徒歩4分程度、市電「中央区役所前駅」から3分程度の距離にあります。立地的には正直、微妙な位置だなという印象です。
ただ、札幌駅から無料のシャトルバスがあるため、アクセスが不便すぎるということはありません。が、本数はそれほど多くないので注意が必要です。
また、空港バスもホテル目の前で停まるので空港バス利用だと便利かもしれません。
冬季の札幌は「アクセスしやすいホテル」を優先的に選ぼう!
冬季に雪がかなり積もる札幌では、「無理なくホテルにアクセスできるか?」というのがホテル選びの重要なポイントです。
冬の期間(11月後半〜3月下旬あたり)は、歩道に雪が積もった状態やアイスバーン状態になり、かなり滑ります。また雪が凍結して凸凹になった歩道で、スーツケースを引いて歩くのは本当に大変です。
歩道をしっかりと除雪しているところもありますが、除雪されない場所も多くあります。
なので、冬季のホテル選びは、立地や利便性を最優先しましょう。移動で苦労することがなくなるため、より快適になります。
札幌には長い地下道や屋根付きの商店街(狸小路商店街)があり、これらをうまく利用すれば、雪道を歩くことなくアクセスできます。また、悪天候でもアクセスしやすいことは間違いありません。
札幌プリンスホテルはどうだった?
地下鉄東西線「西11丁目駅」から徒歩4分程度、市電「中央区役所前駅」から3分程度の距離ですが、ホテルまでの歩道は一部除雪されていないところがあります。
なので、冬季は無料のシャトルバスを上手く活用するか、タクシーや車での移動がおすすめです。徒歩での移動はそれなりに近いとは言え、おすすめはしません。
空港バスがホテル目の前に
空港バスのバス停がホテル目の前にあるため、新千歳空港 ⇔ 札幌プリンスホテルの移動が楽です。
シェアバイクのポロクルポート
札幌にはシェアバイクの「ポロクル」というのものがありますが、このポロクルポートがホテル前にあります。
無料のシャトルバスは1時間に1本程度で運行
ホテルと札幌駅の間を無料のシャトルバスが運行されています。シャトルバスは1時間に1本ぐらいの間隔で運行されています。
札幌プリンスホテルのロビーやレセプション
ロビーには時々では花やフォトスポットなどが展示されています。シティホテルだなと感じさせますね。
ロビーエリアでは本格的なロビースペースというのは設けてないですが、柱周りに沢山のソファが設置されています。
スタッフは多く、対応も非常によかったです。チェックインは15時から(会員&公式予約は14時)となっています。
円柱状の札幌プリンスホテルは1階から高層階まで吹き抜けの設計になっており、エレベーターが上り下りするのが見れます。
札幌プリンスホテルのアメニティに関して
札幌プリンスホテルのスタンダードフロア、スーペリアフロアには客室内にアメニティが設置されていますが、バスアメニティは「歯ブラシ」「綿棒」のみとなっています。
「ヘアブラシ」や「レザー」はフロントまたは売店にて販売しており、必要な方は購入する必要があります。
- ヘアブラシ:176円
- レザー:88円
正直、この対応は…。札幌のシティホテルでヘアブラシやレザーが有料なホテルは見たことがありません。札幌プリンスホテルだけです。かなり不便な対応だと感じました。
札幌プリンスホテルのフロアガイド
札幌プリンスホテルはレストランやバー、お土産屋、ブティック、カフェなどがホテルに入居しています。
札幌プリンスホテルのエレベーターには、セキュリティはなし
エレベーターは全部で5基(ロイヤルフロアへは専用エレベーターが別に設置されています)。速度も速く、待ち時間もそれほどなく快適な印象の方が強いです。
レトロで高級感あるエレベーターで、趣きがあって良いですね!
残念なことにエレベーターにセキュリティはありません。最上階にレストランやバーがあるため、一般客の出入りも多いので宿泊フロアにはセキュリティがあった方がよいと感じました。現状だと客室フロアに誰でも行くことができてしまいます。
ちなみにロイヤルフロア専用のエレベーターはエレベーターエリア前にセキュリティが設置されています。
札幌プリンスホテルの宿泊フロア
円柱状な建物なので、通路も円を描くようになっています。
1フロアに21㎡の部屋しかなく、どの部屋もレイアウトは同じです。ただ、見ての通り円形になっているため、部屋からの眺望は部屋によって異なります。
札幌プリンスホテルの客室タイプ一覧
- スタンダードツインルーム:21㎡
- スタンダードトリプルルーム:21㎡
- スーペリアツインルーム:21㎡
- スーペリアダブルルーム:21㎡
- デラックスツインルーム:42㎡
- デラックスダブルルーム:42㎡
- スイートルーム:63㎡
- ロイヤルスイートルーム:105㎡
デラックスルーム以上は、「ロイヤルフロア」となります。
スタンダードフロア、スーペリアフロアは客室がリニューアルされ(バスルームだけは古いまま)、キレイになりました。
ただ、札幌プリンスホテルはロイヤルフロア以上がおすすめかなと感じました。部屋の広さやアメニティの多さなど、全く別のホテルでは?と思うほど異なります。
スタンダードツインルーム
スタンダードツインルームは21㎡の部屋で、2018年12月より順次リニューアル済み。明るい雰囲気で、非常に綺麗な客室になりました。
プリンスホテルというとシティホテルという印象の方も多いですが、改装したスタンダードフロアは、質感が宿泊特化型ホテル(ビジネスホテル)とさほど変わらない印象も受けました。ナチュラルテイストで黄色をベースにした部屋でした。
残念なのはフルリニューアルではない点。バスルームや洗面所があるウェットエリアは以前のままです。
できればウェットエリアも改装していると更に良かったかなと思ったのですが、見た目以上に清潔感はあるし、シャワーの水圧などもよく、トイレットペーパーの質も良かったりと、不満がほぼありませんでした。
スーペリアツイン
スーペリアツインは21㎡の客室となっており、スタンダードツインと広さは変わりません。
スタンダードツインとの違いは、テーブルセットやテーブルなどの形状の違い、多少のアメニティ、宿泊フロアの階層の違いぐらいです。違いがほとんど無いことから、料金差も1,000円程度ぐらいです。
個人的には「スタンダードツインでもいいかな…」という印象でしたが、眺望を重視したいなら高層階から景色がより楽しめるスーペリアツインにしましょう。
札幌プリンスホテルの施設(ファシリティ)など
温泉施設あり(有料)
札幌プリンスホテルには温泉施設があります。
- 営業時間:16:00~00:00 (最終受付 23:30) / 5:00~10:00 (最終受付 9:30)
- 入浴料(1泊毎):大人1,000円(入浴料850円&入湯税150円)、子ども500円(4~11才・入浴料のみ)
- 場所:タワー2階
- 源泉名:札幌大通温泉
- 浴用効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復
以前は大人500円、子供350円でしたが、2023年1月1日より値上げされました。
また、以前までは有人で受付などがありましたが、現在は完全無人化されており、チェックイン時に大浴場のカードキーをもらいこちらをセキュリティにタッチすることで温泉施設に入ることができます。
めちゃくちゃ広いわけではないですが、ホテル宿泊者専用の温泉施設としては十分な広さ。非常に綺麗に保たれていました。
この温泉は宿泊者専用ですが有料です。しかし、嬉しいことにバスタオルやフェイスタオルを完備しています。部屋から持っていく必要はないため、手ぶらで来てもOKです。
浴場、露天風呂ともにそれほど広くはないですが、大浴場ではなく温泉というのが良いですね。札幌のホテルで大浴場がある宿泊特化型ホテルは多いですが、温泉であるところは数少ないです。
札幌では「大浴場」や「温泉大浴場」があるホテル、「洗い場付きのバスルーム」を備えたホテルが多数あります。
なので、ユニットバスしかなかったりするホテルや客室はデメリットかも…。洗い場付きバスルームがある客室や大浴場があるホテルを選ぶとより快適なホテルステイになるでしょう。
宮の森珈琲 札幌プリンスホテルカフェ
「宮の森珈琲 札幌プリンスホテルカフェ」がホテル内にあります。
札幌プリンスホテルのパン・ケーキもこちらで販売されており、テイクアウトも可能です。また、700円〜800円前後で軽食程度の朝食が食べられます。
お土産屋
お土産屋もあるため、手軽にお土産を調達することが可能です。
製氷機
3階に製氷機が設置されていました。
コインランドリー
札幌プリンスホテルはシティホテルですが、(部屋のランドリーメニュー以外に)コインランドリーも備わっています。
シティホテルでコインランドリーが備わっているのは珍しいと思われますが、ここ最近は増えてきました。ホテルモントレエーデルホフ札幌やニューオータニイン札幌にはコインランドリーがあります。
以前は洗濯するのに洗剤が必要でしたが、現在は不要となっています。洗濯は1回300円、乾燥機20分100円となっています。
電子レンジ
ランドリールームに電子レンジもありました。
自販機
以前は各階に自販機があってアルコールも販売していましたが、現在は3階のみ。また、アルコール類の販売はありません。
PCなど
フロント横に有料で利用できるPCとプリンタが置いてありました。
札幌プリンスホテルの朝食
札幌プリンスホテルでは、朝食が食べれところがいくつかあります。
- スタンダードツイン、スーペリアフロア宿泊者のメイン会場である「ビュッフェレストラン ハプナ」
- ロイヤルフロア宿泊者専用の「フランス料理 トリアノン」
- 宮の森珈琲 札幌プリンスホテルカフェ
基本的にロイヤルフロアは朝食会場が別となっており、それ以外の方はビュッフェスタイルとなります。ただ、限定的?な対応なのかもしれませんが、ビュッフェスタイルの朝食会場が混み合う関係で中国料理 芙蓉城で海鮮丼の提供をしている模様です(いつもやっているのかは不明です)。
宮の森珈琲 札幌プリンスホテルカフェは素泊まりの方が軽食を食べたい時などに利用するような形で、ホテル指定の朝食会場ではありません。
ビュッフェスタイル@ビュッフェレストラン ハプナ
スタンダード、スーペリアフロアに宿泊している方はホテル1階にある「ブッフェレストラン ハプナ」が朝食会場となります。
- 朝食会場:ホテル1階 「ブッフェレストラン ハプナ」
- 朝食料金(外来):大人3,500円、小学生1,700円、幼児(4才~未就学)1,100円、西武プリンスクラブ会員3,100円
- 朝食料金(宿泊者):大人3,200円、小学生1,700円、幼児(4才~未就学)1,100円
- 朝食時間: 6:00~10:00
- 種類:ビュッフェ形式
※記載料金は「2024年12月」時点。全て税込。
朝食は2024年7月1日に料金が改定され、宿泊者は大人3,200円となりました。
朝食会場のハプナは開放感ある会場でかなり大箱です。
朝食の目玉は「セルフ海鮮丼」が作れること。ネタは全部で5種類ほどあり、甘海老は北海道 羽幌産直送の甘海老など、素材もよいのがいいところ。
また、札幌プリンスホテルの朝食@ビュッフェレストラン ハプナの最大の魅力は、札幌のシティホテルの中でも料理の種類が多いこと。
また、道産素材や北海道らしいメニューも多く取り揃えているので、老若男女誰にでもウケそうな朝食だと感じました。
料理は北海道らしいものもありますが、個人的に質・味は「可もなく不可もなく」といった印象でした。美味しいと感じるものもあれば、普通かな…と感じるものも多く、料理によるかな…という印象でした。
ロイヤルフロア専用「定食スタイル@トリアノン」
ロイヤルフロア宿泊者専用として、トリアノンで定食スタイルの朝食が食べれます。
- 朝食会場:ホテル28階 「フランス料理 トリアノン」
- 朝食料金:3,600円、西武プリンスクラブ会員3,400円
- 朝食時間: 7:00~10:00
- 種類:和定食 / 洋定食 / 北の恵 モーニングカレーセット(数量限定) / 道産とうもろこしのフレンチトーストセット(数量限定)
※記載料金は「2023年11月」時点。全て税込。
1階のビュッフェスタイルとは異なり、かなり静かなで大人な雰囲気。さすがロイヤルフロア宿泊者のみの会場という感じす。
朝食は、洋定食、和定食、とうもろこしのフレンチトーストセット、モーニングカレーセットのセットメニューのみとなっています。
今回は和定食を食べてみました。正直なところ、他の札幌にあるシティホテルの和定食とあまり変わり映えしない印象でした。
周辺情報:コンビニや100円均一あり
すぐ近くには飲食店などは少ないですが、コンビニや100円ショップのワッツがホテル前にあるため、飲食や日用品の調達には便利でした。
札幌プリンスホテルの口コミ
札幌プリンスホテルの口コミ評価はかなり良いものが多い印象でした。一部紹介すると、
- スタッフの対応はとても親切で丁寧
- サービスが行き届いている
- 露天風呂は気持ちがいい
- 立地が微妙
- シャトルバスがあるので荷物が多くても便利
特にスタッフの対応などソフト面での素晴らしさが目立つ印象で、個人的にもスタッフの対応は非常に良かったと感じましたが、もう少し運用の仕方は考慮したほうがよいのでは?という場面がありました。また、口コミが多く評価が良い客室はロイヤルフロア。確かに部屋の広さ、アメニティの多さ、28Fでの朝食と満足度は高い内容ですね。
札幌プリンスホテルの基本情報・館内施設、評価レビューまとめ
- 無料のシャトルバスあり
- 温泉・露天風呂施設あり(有料)
- 朝食が北海道グルメなどが揃っていて美味しくておすすめ
- 立地は観光・ビジネスどちらでも微妙な印象
- エレベーターにセキュリティなし
- 水回りや客室は清掃が行き届いている!
- トイレットペーパーの質がよい(ダブル)
- ミネラルウォーターの提供あり
- セキュリティボックスあり
- 客室の壁が薄い
- スリッパはウォッシャブルの共用タイプ(有料の温泉施設があるため?)
客室はスタンダードフロアでも思ったよりも快適ですし、朝食もなかなか良い内容です。ただ、スタンダードフロアやスーペリアフロアでは21㎡の客室しかありません。もう少し広い客室があれば….と感じます。
「わざわざ札幌プリンスホテルを選ぶメリットは何か?」を問うと、正直なところ、西武プリンスクラブ会員の上級会員以外は選ぶメリットは少ないかも…というのが正直なところ(プラチナメンバーは朝食無料などの特典あり)。
とはいえ、立地以外は基本的に満足できるレベルです。21㎡と広くはないけど不満のない客室、朝食は種類の豊富、温泉施設あり(有料)と、多くの方は満足できるホテルかなという印象です。
また、ロイヤルフロアは客室は古さはあるにしても過ごしやすく、思った以上によい印象で、朝食もロイヤルフロア専用だったりと全体的に満足度が高いです。
立地の観点から札幌プリンスホテルを札幌の定宿として選ぶことは少なく、やはり観光やビジネス利用としても札幌駅前や大通、すすきの周辺の方が便利です。
以上、札幌プリンスホテルのブログ的口コミ・レビュー評価でした!参考にしてみてください。
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