北海道・札幌にある「メルキュール札幌」に宿泊してきたので、宿泊記、ブログ的口コミ・評価レビューをしたいと思います!
Accor(アコー)グループのミッドスケールブランドであるメルキュール。メルキュール札幌は高級宿泊特化型ホテルという印象で、多くの方から高評価なホテルです。
この記事では、基本情報や館内施設や全体のレビュー評価などをまとめてみました。宿泊検討の際に参考にしてみてください!
メルキュール札幌の基本情報
- チェックイン時間: 14:00〜
- チェックアウト時間: 〜11:00
- 開業:2009年6月1日
- 住所: 〒064-0804 北海道札幌市中央区南4条西2丁目2-4
- 電話: 011-513-1100
- URL: メルキュール札幌 公式サイト
- 総部屋数: 285室
- 喫煙部屋: なし
最大滞在時間は長め
チェックインが14時から、チェックアウトが11時までと最大滞在時間が21時間です。
札幌のホテルの中では最大滞在時間が長いほうで、14時からチェックインできるのはうれしいですね。(札幌の宿泊特化型ホテルでは15時からが多い)
場所・アクセス
場所はすすきの駅から徒歩1〜2分、豊水すすきのからも同じぐらいの距離にあり、アクセスはし易いホテルです。また、すすきの、狸小路商店街なども徒歩圏内なので利便性はよいホテルと言えそうです。
冬季の札幌は「アクセスしやすいホテル」を優先的に選ぼう!
冬季に雪がかなり積もる札幌では、「無理なくホテルにアクセスできるか?」というのがホテル選びの重要なポイントです。
冬の期間(11月後半〜3月下旬あたり)は、歩道に雪が積もった状態やアイスバーン状態になり、かなり滑ります。また雪が凍結して凸凹になった歩道で、スーツケースを引いて歩くのは本当に大変です。
歩道をしっかりと除雪しているところもありますが、除雪されない場所も多くあります。
なので、冬季のホテル選びは、立地や利便性を最優先しましょう。移動で苦労することがなくなるため、より快適になります。
札幌には長い地下道や屋根付きの商店街(狸小路商店街)があり、これらをうまく利用すれば、雪道を歩くことなくアクセスできます。また、悪天候でもアクセスしやすいことは間違いありません。
メルキュール札幌はどうだった?
地下鉄を利用して徒歩でアクセスする場合、必ずホテルまでは地上を歩きますが、すすきの駅からなら地上を歩いている時間は約1分ぐらい、豊水すすきの駅からは3番出入口を利用すると徒歩1分以内です。
ただ、3番出入口は階段しかなく、個人的には南北線の「すすきの駅」を利用するのがおすすめです。
すすきの駅の4番出入口にはエレベーターがあり、また、ココノ ススキノに直結しているのでココノ ススキノ経由でもよいでしょう。スーツケースがあっても問題なく地上に出ることができます。
すすきの駅から徒歩2分程度。また、雪が降っても除雪されていることが多いため、冬場でも比較的アクセスは問題ないと言えそうです。
ただ、必ず地上を数分は歩くことにはなるため、冬場にアクセスが最高とは言えません。普通~そこそこよいという感じでしょうか。
メルキュール札幌のレセプション・フロント周り
レセプション・フロントは3階にあります。3階でエレベーターを降りると、すぐにレセプション・フロントがあり、意外と狭い印象の方が強いかったです。同じアコーグループで下位ブランドであるイビススタイルズ札幌の方が広々としていました。
フロントを抜けるとエレベーターやソファが多少ありますが、それほど多くはありません。昔、ソファが赤だった気がしますが今は真っ黄色でした。
メルキュール札幌のフロアガイド
3階にレセプション・フロント、朝食会場となるレストラン ボルドーなどがあり、4階にはフィットネスジムがあります。5階〜15階が宿泊フロアとなっています。
メルキュール札幌のエレベーターは宿泊フロアまでに乗り換えあり…
メルキュール札幌の一番のデメリットと感じたのはエレベーターです。
というのも、エレベーターはレセプションのある3階で必ず他のエレベーターに乗り換える必要があります。
1階〜3階までのエレベーターは2基。1階から3階までしか無い割にはかなり遅いと感じたエレベーターでした…。
3階〜15階までの客室フロアに行くエレベーターは3基。客室が285室あるのでエレベーターは必要最低限という印象です。
3階〜15階のエレベーターにはセキュリティがあり、タッチセンサーにカードキーをかざすとボタンが押せるようになっています。セキュリティは問題ないと言えそうです。
メルキュール札幌の館内施設(ファシリティ)などを紹介
大浴場
札幌のホテルには大浴場の施設があるホテルが多いですが、メルキュール札幌には大浴場はありません。
札幌では「大浴場」や「温泉大浴場」があるホテル、「洗い場付きのバスルーム」を備えたホテルが多数あります。
なので、ユニットバスしかなかったりするホテルや客室はデメリットかも…。洗い場付きバスルームがある客室や大浴場があるホテルを選ぶとより快適なホテルステイになるでしょう。
宿泊者専用ラウンジスペース
無料で利用できるラウンジスペースはありません。
フリードリンク(ウェルカムドリンクなど)
フリードリンクのサービスはありませんが、朝の時間帯は無料でコーヒーマシンが利用できます。 → 2024年11月現在、フリードリンクとして朝の6:00~17:00までフロント階にあるコーヒーマシンが利用できます。
フィットネスジム
外資系ホテルであるため海外ゲストも多いため、フィットネスジムを完備しています。ただ、広くもないし、マシンも少ない印象、一応必要最低限は揃えましたと言う感じでしょうか。
コインランドリー
以前はコインランドリーが無かったのですが、現在はドラム式の洗濯機が設置されています。洗濯+乾燥の3kgコースで500円となっていました。
このコインランドリー、セキュリティがなく、誰でもドアを開蹴ることができるタイプなので特に女性は要注意です。
電子レンジ
電子レンジは24時間利用できず、14時〜6時までとなっていました。→ 現在(2024年11月)、24時間利用可能となっています。
自販機・製氷機
アルコールの販売がありますが、ビールが270円は少し安いという印象でした(ホテルだと280円が多い)。
PCの設置あり
フロントの前にパソコンが設置されていますがMacのみ…。
メルキュール札幌の部屋タイプ
- スタンダードクイーンルーム:21㎡
- スタンダードツインルーム:25㎡
- スタンダードハリウッドルーム:21㎡
- スーペリアトリプルルーム:28㎡
- スーペリアツイン+ソファベッド:28㎡
- プリビレッジツインルーム:25㎡
- プリビレッジクイーンルーム:21㎡
- デラックスツイン:42㎡
- プリビレッジスイート:53㎡
大きく分けると「スタンダードフロア」と「プリビレッジフロア」があり、スタンダードフロアは5階〜12階、プリビレッジフロアは13階〜15階の高層階となっています。
個人的に、札幌駅側の客室の場合は高層階にあるプリビレッジフロアがおすすめです。テレビ塔や観覧車が見えます。
- 寝心地がよいベッド(ベッドの上にマットレスが敷いてある)
- ミネラルウォーターの提供あり
- 窓を開けて換気ができる
- スリッパは使い捨てタイプ
- 客室にセキュリティボックスあり
- バスアメニティは、エレメンタルハーボロジー(elemental herbology)を採用
- 空調は冷暖房の切り替えができない一括管理タイプ
- かなり厳しくプラスチックゴミ削減(SDGsの取り組み)を実施しており、アメニティは木製などで使いにくい(特に歯ブラシは質が悪いと感じた)
- SDGsの取り組みにより、ティーアメニティのコーヒーが無くなった
スタンダードツイン
スタンダードツインは25㎡の客室。ベッドがあるメインエリアは、2人での宿泊だと「少し狭い〜ちょうどよい広さ」 です。
が、思った以上に空きスペースがなく、大きなスーツケースを広げるのに苦労しそうな印象でした。
若干、年季が入っている印象は残るものの、雰囲気重視な内装はあまり古さを感じさせず、デザイナーズホテルのようなおしゃれな雰囲気です。高級感は特に感じませんが、このテイストが好きな方にはたまらないと思います。
メルキュール札幌の朝食
- 朝食会場:ホテル3階「レストラン ボルドー」
- 朝食料金(外来):2,100円
- 朝食料金(宿泊者):1,900円
- 朝食時間:6:00~10:00
- 種類:ビュッフェ形式
※記載内容は「2024年9月」時点のものです。全て税込。
メルキュール札幌の朝食は、思っていた以上満足度が高かったです。
北海道産素材のものを多用しており、北海道らしい料理は多少揃えていることに加え、フランスが拠点となるアコーホテルズらしく、パンや生ハム、チーズが充実しているのが高ポイント。
料理は美味しいと感じるものも多く、種類は多くはないし、北海道グルメは少ないですが、料金の割にはコスパは良いと感じました。
また、朝食はテイクアウトすることも可能(2023年11月現在)です。
宿泊者はほぼ海外ゲスト
2023年11月に宿泊した時は、宿泊者の8割以上はアジア圏の海外ゲストという印象でした。特に朝食会場はもうここは外国かな?と感じるほどで、日本人は2組程度しか見かけませんでした…。
札幌のホテルは海外ゲストが多くいるホテルと日本人ゲストが多いホテルと比較的分かれやすいのですが、メルキュール札幌は確実に「インバウンドメインのホテル」と言えるでしょう。
ちなみに、同じグループのグランドメルキュール札幌大通やイビススタイルズ札幌もインバンドがメインのホテルでした。
メルキュール札幌の基本情報・館内施設、評価レビューまとめ
- 立地はすすきのの中で良い方
- エレベーターにセキュリティあり
- 朝食はなかなか良かった(ただ、北海道らしいものは少ないし、種類も多くはない)
- エレベーターをフロントがある3階で必ず乗り換える必要があり、めんどくさい
- 大浴場なし
- 無料の宿泊者専用ラウンジなどはない(アコーALL プラチナ/ダイヤモンド会員だとラウンジ無料)
- 寝心地がよいベッド(ベッドの上にマットレスが敷いてある)
- ミネラルウォーターの提供あり
- 窓を開けて換気ができる
- スリッパは使い捨てタイプ
- 客室にセキュリティボックスあり
- バスアメニティは、エレメンタルハーボロジー(elemental herbology)を採用
- 空調は冷暖房の切り替えができない一括管理タイプ
- かなり厳しくプラスチックゴミ削減(SDGsの取り組み)を実施しており、アメニティは木製などで使いにくい(特に歯ブラシは質が悪いと感じた)
- SDGsの取り組みにより、ティーアメニティのコーヒーが無くなった
メルキュール札幌は総合的に一定のクオリティはあるものの、思っていたよりも「う〜ん…」と感じる部分もありました。
料金帯やブランドからしてメルキュール札幌は高級宿泊特化型ホテル(高級ビジネスホテル)クラスだと感じましたが、それらの他のホテルと比べると、多少のイマイチ感を感じました。
個人的には、エレベーターの乗り換えが発生するのがかなりめんどくさく、メルキュール札幌での一番のデメリットでした。
また、大浴場もなければ、客室内に洗い場付きバスルームもないため、水回りは他のホテルと比べて快適度は普通という印象です。
あとはメルキュール札幌だけでなくアコーホテルズ全体での方針になりますが、SDGsの取り組みが他の大手外資系ホテルチェーンよりも厳しく行われており、利用者の利便性が低下していると感じました。
インスタントコーヒー(外装がプラごみ)が無くなったり、木製の歯ブラシになったり、提供されるミネラルウォーターは紙パックと、プラスチックごみ削減がかなり徹底されています。
朝食は美味しくおすすめですし、全体的には悪くはないのですが、他のホテルと比べると「わざわざメルキュール札幌を選ぶ大きな理由がないな…」というのが本音です。
また、筆者が宿泊した時は海外ゲスト(ほぼアジア圏)が8割ぐらいだったので、かなりインバウンド向けのホテルという印象が残りました。
以上、メルキュール札幌のブログ的口コミ・レビュー評価でした!参考にしてみてください。
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