今回は、北海道・札幌にあるクロスホテル札幌「ツイン ラグジュアリー」に宿泊してきたので、宿泊記・ブログ的口コミ・評価レビューをしてみたいと思います。
クロスホテル札幌のロビーやフロント周り
宿泊特化ホテルの中でも“高級”宿泊特化型ホテルに分類されるクロスホテル札幌は、スタッフも非常に丁寧で案内もスムーズ。
全体的にスタイリッシュなホテルで、年配層というよりは20〜40代ぐらいの年代層に好まれそうな印象です。
クロスホテル札幌はアメニティを「アメニティバー」から持っていくスタイルに変更
客室内に一部のアメニティ(ドリップコーヒーや紅茶)は置いてありますが、その他のアメニティはフロント前にあるアメニティバーから持っていくスタイルになっています。
アメニティバーには、ボディタオル、歯ブラシ、ブラシ、カミソリ、ヘアゴム、綿棒、コットン、シャワーキャップが置いてありました。
クロスホテル札幌は高級宿泊特化型ホテル(高級ビジネスホテル)に分類されますが、アメニティの質はかなり安いビジホレベルまで質が低下しました…。歯ブラシやボディタオルなどの質が以前よりもかなり劣化しており、正直、残念ポイントです。
クロスホテル札幌はエレベーターにセキュリティあり!2階で必ず一度停止する…
クロスホテル札幌のエレベーターにはタッチセンサーがあり、カードキーをかざすとエレベーターのボタンが押せるようになる仕組みで、セキュリティがしっかりとあります。
ただ、自分の客室があるフロア以外のボタンも押せるので、セキュリティが高い訳ではないですが、他のホテル同様にセキュリティは問題ないでしょう。
フロントは2階にありますが、エレベーターは上り下り共に2階で一度停止する仕様になっています。ちょっとめんどくさい印象でした…。
今回は11階の客室です。
クロスホテル札幌の宿泊フロア
アート&スタイリッシュなエレベーターホール前です。
クロスホテル札幌の「ツインラグジュアリー」を詳細レビュー!
今回宿泊したのは「ツイン ラグジュアリー」で28㎡の客室です。ツイン ラグジュアリーの客室は予約サイトによっては、「ツイン<NATURAL>」や「ツイン ラグジュアリー<NATURAL>」と記載されています。
ツイン ラグジュアリーの全体像
ツイン ラグジュアリーで今回宿泊した客室は、落ち着いたナチュラルテイストでアイヌ文様のレリーフ作品(ToyToy氏作)が特徴的な客室です。
クロスホテル札幌は色々なアーティストの作品をテーマにした客室を展開しています。このツイン ラグジュアリーは北海道らしさを感じられる客室で、個人的にクロスホテル札幌の中で一番お気に入りの内装です。
客室は28㎡ですが、ベッドがあるメインエリアはそれほど広くは感じませんでした。2人での宿泊だとちょうどよいぐらいの広さかなという印象で決して広いわけではありませんでした。
内装や質感は全体的に高く、テーブルや椅子なども一般的なビジネスホテルとは違い上質で、ベッドの質なども含めて総合的にかなり良かったです。
高級宿泊特化型ホテル(高級ビジネスホテル)の中でもトップクラスで北海道らしい内装は個人的にかなり気に入りました。
テーブルセット
客室内にはテーブルセットがあります。非常に質の高いテーブルと椅子のセットで、高級ホテル並に質が高いと感じました。
デスクはないため、ビジネス利用には向いていない客室です。
椅子の後ろにコンセントがあるため、椅子に座ってスマホの充電なども可能です。
ベッド周り
ベッドはシモンズを採用。デュベスタイルで、他の宿泊特化型ホテル(ビジネスホテル)と比べても、シーツの質などもよく寝心地抜群でした。
サイドテーブルには鳥のオブジェがあり、背面は時計になっていました。こだわりを感じますね。
ベッドボードに電話、USBポート、コンセント。
ナイトウェア(部屋着・パジャマ)はセパレートタイプを採用しています。着心地も良かったです。
反対側のナイトテーブル。こちら側にもUSBポーとコンセントがあります。
左側のベッド下にはエクストラベッドがあり、トリプルルームにもなる模様です。
ベッドに横たわると、ベッドの固さが違って「ん?」となりましたが、見てみるとベッドは左右で違うものが採用されていました。
どちらもシモンズで寝心地は良いのですが、より寝心地が良いのは右側のベッド。ピロートップが付いており、こちらの方が寝心地は上質でした。こうやって比べてみるとベッドの厚みも異なります。
理由としては、左側のベッドの下にはエクストラベッドがあるため、このような対応になっていますが、どっちで寝るか取り合いになるかもしれません(笑)
クローゼット
クローゼットはベッドの横にむき出しタイプ。レイアウト的に非常に珍しいですね。
ハンガーは全部で9本、消臭スプレー、バゲージラック、靴べら、ブラシ、ポリッシャー、スリッパが置かれています。
スリッパは袋に入った状態で吊り下げられています。
袋に入っている使い捨てスリッパは普通のビジホよりも少し質が良いタイプのものでした。
クローゼットのところはスペースがなく、ちょっと使いにくい印象でした。
ミニバーなど
クローゼットの横にチェストがありました。
コンセントx2口、USBポートが1口。
ドリップコーヒーとルピシアのティーバッグあり。
冷蔵庫にはミネラルウォーターがありました。
テレビ
テレビは50インチとかなり大型です。YouTubeの再生が可能でした。
首振り機能があるため、テーブルからもテレビが見やすいです。
HDMI端子も利用可能です。
ウェットエリア
ウェットエリアはテレビ横に入り口があります。
それほど広さはないですが、必要十分な広さではあります。
また洗面台の横にはかなりスペースがあるため、化粧品などを置いておくのにも非常に便利で使いやすいと思います。
鏡は2箇所あるので、これまた便利。
洗面台周りには、歯ブラシなどのアメニティは一切置いてありません。すべて2階にあるフロント前のアメニティバーから必要なものを持っていくるスタイルとなっています。
アメニティバーには、ボディタオル、歯ブラシ、ブラシ、カミソリ、ヘアゴム、綿棒、コットン。
ハンドソープはペリカン石鹸のプロバンシア。また、アルコール消毒液も置かれています。
タオル類はフェイスタオル、バスタオルに加えてハンドタオルも備わっています。大浴場にフェイスタオルを持っていくため、フェイスタオルは濡れてしまします。客室内にハンドタオルがあれば問題ないでしょう。
ドライヤーはTESCOMのTID190を採用。
コップは引き出しの中に。
一番下にかごが置いてあり、お風呂に入る時などに便利です。
個室トイレ
ツイン ラグジュアリーの客室は、トイレが個室タイプでした。
トイレは個室タイプ。トイレットペーパーはシングルでした。このクラスのホテルならできればダブルだと良かったかなと感じます。
ウォッシュレット(シャワートイレ)付きで、暖房便座機能もあります。
洗い場付きバスルーム
洗面台の横にバスルームの入り口があります。
バスルームは洗い場付きなので、自宅感覚で入ることができます。
また、クロスホテル札幌には大浴場があるため、こちらは使わないという方も多いかもしれません。大浴場の情報はこちら↓
また、洗い場付きバスルームや大浴場があるホテルは下記の通り。
広さは1.6m x 1.4mと一般的な広さと言えそうです。
洗い場付きバスルームの広さを確認する
- 1.8m x 1.6m
- ザ ノット 札幌 – デラックスキング – パノラミックシティビュー –
- 1.8m x 1.4m
- ホテルフォルツァ札幌駅前 – スーペリアダブル、フォルツァツイン
- テンザホテル&スカイスパ・札幌セントラル – スーペリアツイン その2
- ベッセルイン札幌中島公園 – デラックスツイン
- 1.6m x 1.6m
- JR東日本ホテルメッツ プレミア 札幌 – プレミアムツイン
- 札幌グランドホテル – コンフォートプレミアキングダブルルーム
- 1.6m x 1.4m(1.7m x 1.3m)
- SAPPORO STREAM HOTEL – プレミアム デラックスダブル
- ホテルJALシティ札幌中島公園 – スーペリアツイン
- クロスホテル札幌 – HIPダブル、ツイン ラグジュアリー
- グランドメルキュール札幌大通 – スーペリアツイン
- ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通公園 – キャビンフロア スーペリアツイン、ギャラリーフロア スーペリアツイン
- ダイワロイネットホテル札幌すすきの – ツイン
- ダイワロイネットホテル札幌中島公園 – モデレートダブル、スタンダードツイン、デラックスツイン
- JR東日本ホテルメッツ プレミア 札幌 – スーペリアシングル
- JRイン札幌 – ツイン
- テンザホテル&スカイスパ・札幌セントラル – スーペリアツイン その1
- 1.6m x 1.2m
- SAPPORO STREAM HOTEL – プレミアム コーナーダブル
- ソラリア西鉄ホテル札幌 – スタンダードツイン / ハリウッドツイン
- 京王プレリアホテル札幌 – プレミアダブル / コンフォートツイン
- ホテルJALシティ札幌中島公園 – モデレートクイーン
- 札幌ワシントンホテルプラザ – ツイン
- ヴィアインプライム札幌大通 <鈴蘭の湯> – ヴィアインツイン
- Tマークシティホテル札幌大通 – ツイン / コーナーツイン / スーペリアツイン / ジャパニーズスタイルツイン
- ホテルビスタ札幌[大通]- シングル / ツイン
- ホテルビスタ札幌[中島公園]- シングル / ツイン
- ランプライトブックスホテル札幌 – スタンダードツイン
- ラ・ジェント・ステイ新さっぽろ – スーペリアツイン
洗い場付きバスルームには桶や椅子も揃っていますが、カランはバスタブ側のみしかないため、椅子に座ってシャワーを使うという使い方しかできません。
見ての通り、この客室はバスビューとなっており、バスルームに窓がありました。ただ、ツイン ラグジュアリーすべての客室がビューバスになっているわけではなく一部のみのようです。
ビューバスとはいえ、景色はかなり微妙なので、特にビューバスの必要性はないかな…という印象でした。
洗い場側にカランはなく、浴槽側にしかカランがありません。
シャワーヘッドの固定は可動タイプなので使いやすいです。
シャワーの種類は1種類のみ。水圧は普通〜良いの間ぐらいで、快適に利用できました。
バスアメニティは共用ボトルでペリカン石鹸の「プロバンシア」シリーズを採用しています。
バスルームは調光ができるようになっていました。
空調は一括管理タイプ?それとも個別管理タイプ?
札幌のホテル選びで、意外と最重要ポイントとなるのが「空調」や「窓が開けられるかどうか」ということ。
札幌のホテルでは冬の時期に「客室が暑すぎる」と感じるホテルが多くあります。特にシティホテルや高級宿泊特化型ホテルなど宿泊料金が高いホテルはこのような傾向があります。
また、一番注意したいのは寒暖の差が激しい「季節の変わり目」。季節の変わり目に宿泊予定の方は本当に要注意で快適なホテルステイが一気に不快になる可能性が大です。空調が一括管理で自分好みに変更できず、暑すぎ(寒すぎ)で、かなり不快な思いを札幌のホテルで何度もしています。さらに、窓の方角によっては日が当たることで暑くなりすぎるということも多々あります。
このような時、冷暖房や窓の開け閉めで自分の快適な温度に調整したいのですが、空調が一括管理(集中管理)だったり、窓が開けれないホテルが多くあります。
筆者は札幌(特に北海道)のホテルに宿泊する時のホテル選びでは、必ず最初にチェックするぐらいです。それぐらい気をつけないと、客室が暑すぎて寝れない…。お風呂上がりが暑すぎて、すぐに汗をかく…なんて状況に…。何度もそのような経験をしているからこそ、絶対にホテル選びの時には気をつけてほしいポイントです。
ポイントとして、以下の事を確認してホテル選びをしています↓
- 空調は「一括管理(集中管理)」それとも「個別調整可能タイプ」のどっちか?
- 個別調整可能タイプはいつの時期でも冷房・暖房の切り替え、温度調整が可能か?
- 窓が開けられるのか?(窓を開けての温度調整はできるか?換気はできるか?)
では、どうなのか確認していきたいと思います。
エアコンは個別タイプかと思いましたが、なんと一括管理タイプ。この時は真冬で暖房のみで冷房を入れることはできませんでした。
また、クロスホテル札幌では窓を開けることができません。
何度もクロスホテル札幌に宿泊していますが、空調で気になるのは季節の変わり目。以前に秋ぐらいに宿泊した時、気温が20度以上でしたが暖房しか入らず、客室内が暑すぎて快適さを失っていました。他の宿泊者も同じように暑かったみたいで、窓が開かない代わりに、部屋の入り口ドアを開けている人が多数いました…。
と、季節の変わり目は特に要注意です。
景色
景色はギリギリ遠くが見渡せるかな…という感じですが、半分はまだビルが目の前にある状態でした。景色を楽しむなら、クロスフロアの方が良さそうです。
空きスペースはどれくらい?スーツケースを広げらる?
ツイン ラグジュアリーは28㎡の客室です。ただ、ベッドがあるメインエリアはそれほど広くありません。
空きスペースは基本的にこのあたりのみ。大きなスーツケースを広げるぐらいの空きスペースはありますが、2人で宿泊している時に、大きなスーツケースを広げたままの状態にしておくと少し狭いかなという印象がありました。
ベッドとテレビの間は人ひとりが通れるスペースしかありません。
結論からすると、大きなスーツケースを広げられるだけの空きスペースはありますが、広げたままだと少し手狭感を感じる客室というところでしょうか。
クロスホテル札幌「ツイン ラグジュアリー」の評価レビューまとめ
- ナチュラルテイストでアイヌ文様が特徴的な客室
- 寝心地の良いベッド。シティホテルよりも格上かもと感じるぐらい良い
- 全体的に上質なものを使っている
- トイレは個室タイプ
- 洗い場付きバスルームあり
- ミネラルウォーターの提供あり
- ナイトウェアはセパレートタイプ
- セーフティーボックスあり
- 空調が一括管理
- 窓が開けられないため、空気の入れ替え、温度調整ができない
- 立地がよい
- ホテル内はデザインホテルで質感の高い家具やアートなどが散りばめられいる
- 大浴場あり
- クロスフロア宿泊者には無料(スタンダードフロアは3,300円)で利用できるミートラウンジ(クラブラウンジ)あり
- 朝食が美味しい
客室は文句なしに良く、かなりおすすめしたいところですが、空調が一括管理、窓が開けられないのがデメリット。それ以外は文句のつけようがないぐらい良いので、空調と窓だけが残念です。
アイヌ文様のレリーフ作品が素敵な客室でナチュラルテイストの中にも北海道らしさを感じることのできるので、特に観光で来ている方にはおすすめです。
また、個室トイレ、洗い場付きバスルームがあり、水回りに関しては不満が一切なし。水回りは快適そのものでした。
特に良かったのはベッドの寝心地。デュベタイプの掛け布団は厚めですが軽いタイプで、ピロートップ付きのベッドは寝心地がよく、シーツの質も良かったです(ただ、別の部屋の時はシーツがイマイチだったので、その時によるのかも…)。
と、全体的に上質で素晴らしい客室だと感じました。2020年2~4月にかけて改装しただけあって、客室は新しい印象でした。空調や窓以外で欠点を探すのが難しいぐらい良かったのですが、やはり空調が個別空調だと良かったなと感じます。
似たようなホテル・客室としては「ソラリア西鉄ホテル札幌のツインルーム」があります。ソラリア西鉄ホテル札幌は空調が個別調整可能なタイプで換気窓があったりと、クロスホテル札幌の設備と比べると一枚上手で、料金などの条件が同じなら、個人的にはソラリア西鉄ホテル札幌を選ぶかなという印象です。
空調が一括タイプで季節の変わり目などは痛い目にあいますが、それ以外は空調を気にすることはないため、基本的に快適に過ごせるホテルと言えそうです。
以上、クロスホテル札幌「ツイン ラグジュアリー」の宿泊記・ブログ的口コミ・評価レビューでした!参考にしてみてださい。
札幌のおすすめ情報!
ホテルをなるべく安く!クーポンやセールのお得情報!
各旅行予約サイトのキャンペーンやクーポン情報を記載しています。参考にして、お得に旅行を楽しみましょう!
コメント