【コーナーキングダブル】ビスポークホテル札幌の宿泊記、ブログ的口コミ・評価レビュー！

北海道・札幌にあるビスポークホテル札幌の「コーナーキングダブル」に宿泊してきたので、宿泊記・ブログ的口コミレビューをしたいと思います！

ビスポークホテル札幌は2021年4月に新規オープンしたホテル。壁に部屋番号が書いてあったりとデザインにこだわりのある若者向けの宿泊特化型ホテルです。

この記事は「2023年6月」に宿泊した時の宿泊記・レビュー内容です。

ビスポークホテル札幌にチェックイン

チェックインはタブレットで行いました。スタッフは良くも悪くもカジュアルな印象でよく言えばフレンドリー、悪く言えば丁寧さがないと言える感じでしょうか。

個人的に、高級ホテルではなく、宿泊特化型ホテル（ビジネスホテル）でソフト面を求めるものでもないと思うので、特になんとも思わなかったのですが、年配層には少しカジュアル過ぎる印象の方が強く残るのかなと思いました。

ビスポークホテル札幌では、1人での宿泊でもカードキーを2枚くれます（2回宿泊して2回共2枚でした）。

「何故2枚なのだろう…」とかなり謎でしたが、「1枚は持ち歩かずに客室内のキーカードホルダーに挿しっぱなしにして下さい（空調がついたままになる）」という事なのかな？それとも管理上の問題かな？

個人的には部屋に戻った時に空調が設定された状態のままに維持できるのでかなりありがたかったです。

ビスポークホテルの設備などに関しては下記を参照してください。

ビスポークホテル札幌の一部のアメニティは、アメニティバーから持っていくスタイル

一部のアメニティはこちらから持っていく形になっており、部屋内にバスアメニティは歯ブラシとボディースポンジだけしかありません。

アメニティーコーナーには、カミソリ、ブラシ、コットン&綿棒のセットがありました。

ビスポークホテル札幌のエレベーターにはセキュリティあり

エレベーターは2基。全125室に対して2基なので平均的なエレベーターの数だと思います。ただ、エレベーターが来るのがかなり遅い時がありました。混み合う時間帯は余裕を見た方が良さそうです。

エレベーター内にタッチセンサーがあり、宿泊階以外は行くことができません。（ただ、ランドリーなどがある13階はキーカードをタッチしなくてもボタンが押せた）

エレベーターにセキュリティあり

ビスポークホテル札幌の宿泊フロア

ビスポークホテル札幌の宿泊フロアは、エレベーター前に部屋があるタイプです。、こちらの客室だとエレベーター待ちで喋ったりする人がいると、部屋内まで声が聞こえてきそうです。

内装はダーク系の色でまとまっており、女性よりも男性ウケが良さそうなおしゃれな宿泊フロアでした。

ビスポークホテル札幌の「コーナーキングダブル」の詳細レビュー！

今回宿泊・宿泊したのは「コーナーキングダブル」で20㎡の部屋です。名称にコーナーとつくだけあって角部屋となります。

キーカードを差し込むと電気などが点灯するタイプ。キーカードを抜くと、USBポート、コンセント以外は使えません。空調も集中管理（個別で設定しているものがオフ）に切り替わります。

コーナーキングダブルの全体像

コーナーキングダブルは20㎡の部屋です。メインエリアはほぼベッドで占めており、空きスペースなども必要最低限レベルと言う印象でした。

内装はシンプルで木目調なナチュラルテイスト。今どきのおしゃれな印象でした。また、コーナーキングダブルは窓が2面あるため、非常に明るいのがよかったです。

ベッド周り

ベッドは220cm幅を採用。ベッドメイキングはデュベスタイルです。

ベッドはデュベスタイル

ヘッドボードにUSBポートが2口、コンセントが2口があります。ナイトテーブルも用意されていました。

枕は片面がストロー、もう片面が綿のタイプ。もう1種類は羽毛タイプ。

ナイトウェア（部屋着・パジャマ）は、セパレート（上下別）タイプでした。

ナイトウェア（部屋着・パジャマ）は、セパレートタイプ！

ベッドのマットレスはシモンズを採用。ビスポークホテル札幌は普通の宿泊特化型ホテル（ビジネスホテル）に分類されるホテルですが、ピロートップ付きで快適な硬さのマットレスです。

高級宿泊特化型ホテル（高級ビジネスホテル）では、ピロートップ付きのベッドを採用しているとこが多いですが（札幌で言えば、ザノット札幌やクロスホテル札幌など）、ビスポークホテル札幌のような普通の宿泊特化型ホテルでピロートップ付きがあるのは珍しい印象です（他にはTマークシティホテル札幌大通など）。

ピロートップ付きで寝心地も上々。マットレスが特徴なホテルと言ってよいほどです。

ベッドはピロートップ付きで寝心地抜群！

ただ、この部屋は220cm幅のキングサイズベッドですが、110cm幅のベッドを2台をハイウッドツインスタイルにしたもの（ベッドマットやシーツ類は220cm幅のものを利用）

ベッド2台で構成されているのですが、隙間を埋めるためのすきまパッドなどはなく、真ん中で寝るとあたり心地が悪く、寝心地が悪さはありました。

ただ、220cm幅だと子供の添い寝などにも非常に良いサイズだと思います。

ソファセット

お世辞にも座り心地がよいとは感じない、長細いソファがありました。背中部分は木材なのであたり心地が悪く、クッションなどが置いてあれば良かったかなと感じました。

テーブルは大きくないため、ビジネスでの利用は不向きです。

ただ、ビスポークホテル札幌は2階に宿泊者専用ラウンジがあり、こちらではPC作業などのデスクワークができるようになっているので、そちらを利用するのがよいでしょう。

テレビ

テレビは約40インチぐらいだと思われます。壁掛けタイプで首振り機能はなし。また、HDMI端子やネットストリーミング動画には対応していません。

テレビ下にもコンセントが2口ありました。テーブル周りはここにしかコンセントがないのですが、コンセントがテーブル側にあればより使いやすいのに…と感じました（なぜ遠い位置につけたのかすごく謎…）。

クローゼット

クローゼットはなく、ハンガーは壁掛けタイプ。ハンガーは全部で4本。2人での宿泊だと物足りない印象です（特に冬場はダウンやコートがあるので、ハンガーラックも短すぎるかなと言う印象…）。

スリッパは使い捨てスリッパを採用。通常のビジホと変わらないタイプですが、色もしっかり室内のデザインに合わせてきています。

使い捨てスリッパを採用

ミニバーなど

ミニバーやセキュリティボックス（セーフティボックス）は部屋の入り口横にありました。

ティーアメニティはドリップコーヒーのみでした。

ドリップコーヒーあり！

ただ、2階の宿泊者専用ラウンジスペースに無料で飲めるドリンクが用意されており、こちらにはお茶類が揃っています。

フリースペースラウンジには紅茶や煎茶などのフリードリンクあり

ミネラルウォーターの提供はありません。

ミネラルウォーターの提供なし

セキュリティボックスはそれなりに大きさがありました。小物貴重品を入れるには十分な大きさです。

セキュリティボックスあり

ウェットエリア（バスルーム）

ウェットエリア（バスルーム）の入口は段差がないタイプです。

ウェットエリアは普通のユニットバスを採用。

広さは「1.8m x 1.4m」と、宿泊特化型ホテル（ビジネスホテル）として平均的な広さです。

2021年開業のホテルなので、ユニットバスもかなりきれいで、（清掃で綺麗にしていれば）何も問題ないでしょう。

洗面台も使いやすい大きさ。ハンドソープはペリカン石鹸のPROVINCSIA（プロバンシア）シリーズを採用しています。

客室内にあるアメニティは歯ブラシとボディスポンジのみ。その他のものは、フロントにあるアメニティコーナーから貰ってくる形式です。

タオルは1回目の宿泊時はそれなりに良かった印象ですが、2回目の宿泊時は格安ホテル並みな印象でした。ドライヤーはパナソニックのEH-NE18で風量は1.3㎥/分。

トイレはシャワートイレ（ウォシュレット）付きで暖房便座機能あり。トイレットペーパーはシングルでした。

シャワーヘッドの固定は2箇所のみ。バスタブは楕円形のもので、約120cm x 68cm x 高さ50cmぐらいのもの。

シャワーヘッドの固定は2箇所のみですが、上部の固定箇所は角度の調整ができるようになっているため、比較的誰にでも使いやすいと思います（ただ、可動式の方がより良い）。

シャワーの水圧は普通というところでしょうか。2滞在していますが、総評として若干弱い〜普通ぐらいでした。モードはミスト、通常、マッサージモードの3種類あります。

ボディソープなどはオリジナル容器に入れらています。

景色は楽しめる？

今回宿泊したのは9階の角部屋になります。窓は2面ありますが、景色は特に．．．という印象です。

眺望は北側、西側の景色でした。高層階になるとテレビ塔などが見えるのですが、9階からだと特に景色を楽しめるわけではないかなと思います。

空調は一括管理？それとも個別調整可能タイプ？換気はできる？

札幌のホテル選びで、意外と最重要ポイントとなるのが「空調」や「窓が開けられるかどうか」ということ。

札幌のホテルでは冬の時期に「客室が暑すぎる」と感じるホテルが多くあります。特にシティホテルや高級宿泊特化型ホテルなど宿泊料金が高いホテルはこのような傾向があります。

また、一番注意したいのは寒暖の差が激しい「季節の変わり目」。季節の変わり目に宿泊予定の方は本当に要注意で快適なホテルステイが一気に不快になる可能性が大です。空調が一括管理で自分好みに変更できず、暑すぎ（寒すぎ）で、かなり不快な思いを札幌のホテルで何度もしています。さらに、窓の方角によっては日が当たることで暑くなりすぎるということも多々あります。

このような時、冷暖房や窓の開け閉めで自分の快適な温度に調整したいのですが、空調が一括管理（集中管理）だったり、窓が開けれないホテルが多くあります。

筆者は札幌（特に北海道）のホテルに宿泊する時のホテル選びでは、必ず最初にチェックするぐらいです。それぐらい気をつけないと、客室が暑すぎて寝れない…。お風呂上がりが暑すぎて、すぐに汗をかく…なんて状況に…。何度もそのような経験をしているからこそ、絶対にホテル選びの時には気をつけてほしいポイントです。

ポイントとして、以下の事を確認してホテル選びをしています↓

では、どうなのか確認していきたいと思います。

空調はパナソニック製で個別調整できるタイプでした。自分に合わせて温度調整ができるので快適に過ごせます。

空調は個別管理タイプ！冷暖房の切り替えや温度調整が可能。

窓は残念ながら取っ手がとりはずされており、開けることができません。

窓は開けることができない

天井、ライト

このホテルのいいところは、天井が高く、約2.8mぐらいあります。また、間接照明をうまく利用しており、オシャレ感ある雰囲気ですね。

空きスペースはどれくらい？スーツケースは広げられる？

コーナーキングダブルは20㎡の客室です。ただ、20㎡といっても思っていたよりもかなり狭く感じました。

機内持ち込みサイズのスーツケースでもどこで広げるか困るぐらいしか空きスペースがなく、かなり困りました。

筆者はテレビ下部分のスペースで広げましたが、機内持ち込みサイズであってもここで広げると横向きでしか歩けないぐらいの狭さ。小さなスーツケースがあっても困るぐらいなので、かなり空きスペースはないと思ってよいでしょう。

空きスペースは必要最低限しかなく、スーツケースを広げるようなスペースはほぼなし

Wi-Fiは快適か？遅くなりがちな時間帯も快適に利用できる？

Wi-Fiは、どの時間帯も十分なダウンロード速度、アップロード速度でした。特段と速い印象はないですが、遅すぎることもなく問題なく利用できました。

Wi-Fiは快適に使えた！

ビスポークホテル札幌で気になった点

このスタンダードツインで気になった点をいくつか上げておきます。

加湿機能付き空気清浄機は設置なし

ここ最近はほとんどのホテルで加湿機能付き空気清浄機を設置していますが、ビスポークホテル札幌では設置されていません。加湿器などの貸し出しは行っていますので必要な方は借りてきましょう。

枕上に窓があり、冬場は冷気がすごい…

窓が枕上にあり、冬場は寝ていると冷気がすごいです。大雪が積もる日に宿泊していましたが、頭が寒かったです…

ビスポークホテル札幌の清掃レベルは…?

ビスポークホテル札幌で気になったのは清掃レベル。札幌の同レベルの宿泊特化型ホテル（ビジネスホテル）と比べて少し印象が悪いです…。

個人的に清掃に関しては、完璧ではなくてもある程度できていれば許容範囲としています。

ビスポークホテル札幌の口コミなどを見てみると、一定数は清掃が甘いとの意見があり、個人的にもこの意見は納得できます。一見綺麗そうに見えますが、札幌にある宿泊特化型ホテルの中では低い方というのが、個人的な意見です。

1回目の宿泊時（スタンダードツイン）

1回目の宿泊時は、バスルームが臭くてかなり嫌でした。どうもシャワーカーテンから生乾きの臭いがしており、バスルーム全体に漂っていました。

その他は特に気なるところはりませんでした。

2回目の宿泊時（）

2回目の宿泊時はかなり清掃レベルが低いとしか言いようがないレベルでした。

一見綺麗そうに見えますが、札幌にある宿泊特化型ホテルの中では低い方というのが、個人的な意見です。

多くの方があまり気づかないと思いますが、天井で（特に空調が当たる部分）に埃がぎっしりと溜まっていました。天井部分が間接照明になっているのですが、その構造上、埃が溜まりやすいと思います。

アレルギーなどがある方はきついかも…。

ウェットエリアは生乾きのような臭いが漂っていました…。また、トイレの便座は掃除されておらず…（誰かのトイレ跡…）

とこれだけ清掃ミスが多いと清掃レベルが低いとしか言いようがなく、正直、ビスポークホテル札幌の一番の問題点は部屋の良し悪しよりも清掃レベルの低さだと感じます。

清掃が甘いと感じる…

ビスポークホテル札幌「キングコーナーダブル」の評価レビューまとめ

ビスポークホテル札幌のコーナーキングダブルは思ったよりもおすすめしにくい印象が残る部屋でした。

コーナーキングダブルを検討している方の多くは、角部屋、キングサイズベッド、2面採光（窓が2面ある）あたりを重視しているのではないかなと思います。また、ベッド2台を繋げて220cm幅としていますが、これだけの横幅があるホテルが札幌ではかなり限られています。そのため、子連れの添い寝などで検討している方も多いと思います。

ただ、個人的にはこれらよりもデメリット部分の方が圧倒的にインパクトがあり、ビスポークホテル札幌の部屋の中でもコーナーキングダブルはおすすめしません。

おすすめしない理由・デメリットとしては、まず空きスペースがかなり最低限レベル。ビスポークホテル札幌にはスタンダードツイン（スタンダードトリプル）、キングダブル、スーペリアキングダブルなどがありますが、コーナーキングダブルと同じ約20㎡ですが、これらの方が圧倒的に空きスペースがあり、コーナーキングダブルだけが空きスペースがない状態と言えます。

特に子連れで添い寝を考えていてコーナーキングダブルを検討しているなら、確実にスーペリアキングダブルの方が良いと思います。ベビーカーやスーツケースなどあると狭すぎます。

客室内は非常にシンプルでデスクはなく、ソファとベッドだけとシンプルなため、客室内は広く感じます。また、天井が高いことが部屋を広く見せているのかもしれません。

あとはホテルの共通事項なのですが、札幌の宿泊特化型ホテル（ビジネスホテル）の中でも清掃レベルは低い方だと感じました。札幌の8割以上のホテルに宿泊している筆者ですが、毎回清掃レベルがイマイチというか、他のホテルよりも劣るな..と感じるので、個人的にはあまり積極的に宿泊しないホテルです。

全体的なクオリティとしては、普通の宿泊特化型ホテルといったところでしょうか。スタッフなどはカジュアルな印象で、若者向きのホテルという印象の方が強いです。

総評としては、コーナーキングダブルに宿泊するなら、他の客室の方が空きスペースに余裕があっておすすめと言えます。個人的には以前に宿泊したスタンダードツインの方が圧倒的に空きスペースがあり、こちらは使いやすい部屋でした。

以上、ビスポークホテル札幌の「コーナーキングダブル」の宿泊記・ブログ的口コミレビューでした！参考にしてみてください。